イベントレポート『“りぃぶる”語り合い広場「コロナ禍が浮き彫りにした男女格差~ジェンダーの視点から考える~」』

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イベントレポート

講座名

『“りぃぶる”語り合い広場「コロナ禍が浮き彫りにした男女格差~ジェンダーの視点から考える~」』

開催日時

令和3年10月2日(土) 13:30~15:30

場所

和歌山県男女共同参画センター“りぃぶる”会議室A

講師

市場 恵子さん(社会心理学講師・カウンセラー)

内容

 講座は、明るいギターの弾き歌いを交えながら和やかに進みました。

 講師は初めに、一般的なコロナ禍による偏見について自身の身近な話題を紹介され、感染者やその家族を排除しないことやたまたま咳をした人を不安視するのではなく、背中をさすってあげる人になりたいと話されました。そして、現状を共有し、雇用に関する格差について、コロナ禍ではより弱い人や女性・子供にしわ寄せがきていると指摘され、その理由は、女性に飲食業や宿泊業などのサービス業に就いている人が多く仕事が減少したこと、女性に非正規雇用の人やパートタイム・アルバイト・内職の人が多いため、特に女性に負の影響が大きいことがわかってきたと説明されました。

 続いて、自殺者数にふれ、特に女性の自殺は10月の前年同月比で約8割増に、DV相談件数も昨年比で約2割増に、性暴力も約1.2倍に増加していることを示し、より深刻化していると語られました。DVはジェンダー問題で、性別役割分業意識が根底にあることもあらためて指摘されました。そして、1人の力は100人の力に通じるので、身近なところでも声をあげることが大切だと話され、女性の声を意思決定の場に届けるには、女性の議員を増やすことが必要だと説かれました。

 最後に、ジェンダー問題は政策の中に入れるべき太い柱の一つであり、社会を変えるためには現状を知って声をあげる事が大切だと述べられ、これは女性だけの問題ではなく社会全体で取り組むべき課題であるとまとめられました。

 参加者からは、「元気になりました‼難しい課題、テーマだけれど、市場先生がお話してくださると分かりやすく前向きに考えられるようになるから不思議です。」や「差別をなくすための社会の実現に向けて希望をもつことができました。」などのお声をいただきました。


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