イベントレポート(平成27年度「みんなに男女共同参画」提案事業DV・性暴力ワークショップ「どうして逃げないの」って思っていませんか〜女性への暴力(DV・性暴力)を許さない〜」)

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講座名

「みんなに男女共同参画」提案事業
DV・性暴力ワークショップ「どうして逃げないの」って思っていませんか〜女性への暴力(DV・性暴力)を許さない〜」)

講 師

加藤 伊都子さん
NPO法人ふぇみばる堺 理事長

開催日時

平成28年2月20日(日)

場所

橋本市産業文化会館 2階会議室

企画運営

ITO☆WINN

内容

 DV(配偶者等からの暴力)についての誤った思い込み、いわゆる「DV神話」を払拭し、DV被害者の心理や周囲の支援する人々が気をつけることを学ぶことを目的に、講座が開催されました。
 フェミニストカウンセラーとして多くの当事者の相談や支援を行ってきた講師の加藤伊都子さんはまず、DV神話として以下のような具体例を列挙され、DV神話にはDVの正しい姿を見えなくさせ、被害者を孤立させてしまう働きがあることを話されました。「暴力をふるわれる女性は、女性の側にも原因がある。」「たとえ暴力をふるう父親だったとしても、子どもには父親が必要だ。」「本当に暴力が嫌なら逃げられるはずだ。」等‥。こういった思い込みについて加藤さんは、「DV神話は周囲の人にとどまらず、被害者自身も正しいと思い込んでいることが多い。被害者が逃げないのは、逃げられない心理状態においつめられているからであり、どんな理由があっても暴力をふるわれていい人なんていない。」と話されました。
 また、DVは社会の問題であり、被害者個人の決意や努力では変えていくのが非常に難しいこと。さらに、DVが被害者のみならず、子どもにも深刻な影響を及ぼすことなどを具体的な事例を交えて解説されました。周囲の人は、被害者から相談を受けたらその話を否定しない、「頑張れ」などと激励せず、本人の意思を尊重し、相談窓口などの情報提供を行うことが重要と話されました。
 ワークショップでは加藤さんが所属するNPO法人ふぇみぱる堺のメンバーも入って、今日の話を聴いた感想を参加者間で共有し、その中からさらに聞きたいことを加藤さんに質疑応答して終了しました。
参加者からは、「講師のDV神話の解説で、自分にも間違った思い込みが多々あることに気づかされました。」「被害者の気持ちを大切にし、今日聞いた話をDV支援に役立てていきたいと思います。」といったコメントが寄せられました。
 

会場の様子  講師の加藤伊都子さん

会場の様子            講師の加藤伊都子さん

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