イベントレポート(平成27年度男女共同参加公開セミナー『ピケティ入門』著者と考える「だれもが生きやすい幸せ社会とは」)

講座・イベント情報

講座・イベントレポート

講座・イベント一覧へ戻る

講座名

男女共同参画公開セミナー
『ピケティ入門』著者と考える 「だれもが生きやすい幸せ社会とは」

開催日時

平成27年12月13日(日) 13:30~15:30

場所

岩出市総合保健福祉センター(あいあいセンター)3階視聴覚室

講師

竹信 三恵子さん(ジャーナリスト・和光大学現代人間学部教授)

内容

 男女共同参画推進の気運を高めることを目的に、岩出市の協力を得て開催しました。講師は、「家事労働ハラスメント(家事ハラ)」という言葉の生みの親であり、昨年、フランスの経済学者ピケティの著書『21世紀の資本』をわかりやすく解説した『ピケティ入門(21世紀の資本の読み方)』を出版された竹信三恵子さんで、日本の格差社会の現状と女性の活躍を推進するための方策についてご講演いただきました。

 長年浸透してきた「経済成長が格差を縮める」という価値観は間違いであることをデータから裏付けしたピケティは、「格差は放置すれば広まる」と主張した。日本においても、1990年前後のバブル経済で急激に富裕層が増えたが、2000年代に入ってから所得格差が広がり始め、女性の貧困化が進んできています。

アベノミクスで「女性の活躍促進」が打ち出されているにもかかわらず、政策後2年経った今、男性と女性の賃金格差も悪化をたどり、非正規労働者は増加しているなどの問題点を挙げ、「国は、女性がきちんと働ける社会をつくる必要があります。そのためには、同一労働同一賃金、長時間労働の解消、保育や介護支援策の充実を本気で行わなければなりません」と述べ、「格差は自然にはなくなりません。困難でも必要な政策を以て介入すべきです。自分が恵まれていると社会の問題など他者への想像力がなくなってしまいます。格差の改善のためにできることを考えていきましょう」と結ばれました。参加者アンケートからは「ピケティ理論の理解が深まりました。女性活躍促進の考え方がよく理解出来ました」「圧倒的に話が上手でひきこまれました。今後の生き方についての大きな呼び水をいただけました」「盛りだくさんの内容で、とても本質的なお話が聞けたと思います」などの感想が寄せられ、一人ひとりが社会の変革のために大きな刺激を受ける機会となりました。


講師 講演の様子

 

メニュー

りぃぶるについて

利用案内

講座・イベント情報

りぃぶる相談室

図書・情報資料室 

りぃぶる出版物

モデル事例集

男女共同参画情報

団体・グループ情報

交通案内

リンク集

サイトマップ

このページの先頭へ