横断歩道における歩行者の優先について

停止率の低い和歌山県 ~全国ワースト8位~ (JAF調査結果)

 一般社団法人日本自動車連盟 (JAF)による「信号機のない横断歩道での歩行者横断時における車の一時停止状況全国調査」によると、令和5年調査時における和歌山県の信号機のない横断歩道における車の一時停止率は30.1%で、全国ワースト8位でした。

 (※和歌山県の停止率については下記表のとおり)

平成29年 平成30年 令和元年 令和2年 令和3年 令和4年 令和5年
和歌山県 1.4% 8.9% 15.9% 18.4% 22.5% 30.1%
全国順位 ワースト3位 ワースト10位 ワースト15位 ワースト5位 ワースト2位 ワースト8位
全国平均 8.5% 8.6% 17.1% 21.3% 30.6% 39.8% 45.1%

横断歩道における義務等

『横断歩道での歩行者優先』はマナーでなくルール

●横断歩道等に接近する場合の義務(道交法第38条第1項前段)
 車両等は、横断歩道に接近するとき、歩行者がいないことが明らかな場合を除いて、横断歩道の直前で停止できる速度で進行する義務があります。

●横断歩行者等がいる場合の一時停止(道交法第38条第1項後段)
 横断歩道を横断中または横断しようとする歩行者等がいるときは、横断歩道の直前で一時停止し、横断歩行者の通行を妨げてはいけません。

●罰則
 上記ルールに違反した場合の罰則等は下記表のとおり

罰 則   

3か月以下の懲役または5万円以下の罰金 (過失は10万円以下の罰金)

違反点

2点(横断歩行者等妨害等・追越し禁止)

反則金 大型12,000円 普通9,000円 二輪7,000円 原付6,000円    


 2

PDF形式を開きます啓発チラシ(PDF形式 6,370キロバイト)

この道路標識、道路標示を見かけたら・・・

  ダイヤ       横断歩道

 ダイヤマークの道路標示はご存じですか? ダイヤマークは通常、縦に2つならんで道路に書かれており、1つ目は横断歩道の「50m手前」に、2つ目は「30m手前」に標示されています。

 標識やダイヤマークを見かけたら、この先に横断歩道があるサイン!! 横断歩道を渡る歩行者がいるかもしれません。

 歩行者がいたら手前で止まれるようあらかじめ減速しましょう。

広報活動について

公益社団法人和歌山県トラック協会の協力のもと、会員である4事業者のトラック後部に「横断歩道は歩行者優先」をテーマに作成した大型ステッカー(40センチメートル×40センチメートル)を貼付いただき、県内各地の道路において運転者に対し啓発を実施していただきました。
 

  • 開始日:令和4年9月15日~
     
  • 啓発実施事業者

 株式会社オプラス

 佐川急便株式会社

 ヤマト運輸株式会社

 株式会社和田物流
 

ステッカー
大型ステッカー(40センチメートル×40センチメートル)

サイン+サンクス運動実施中

歩行者もドライバーに『渡る意思』を知らせよう!!

 歩行者も、危険な通行や横断をしないなど交通ルールを守りましょう。

 横断歩道を渡る際は、手を挙げたりするなど、ドライバーに渡る意思を伝えるとともに、停止してくれたドライバーと目と目を合わせ、感謝の気持ちを伝えましょう。 

 和歌山県と和歌山県警察ではサイン+サンクス運動「手を上げて+ありがとう」で渡る横断歩道)を実施し、運転者に横断歩行者保護の意識を向上させ、横断歩行者事故を抑止することを目的とした運動取り組んでいます。

 詳細はこちら⇒サイン+サンクス運動について


サイン+サンクス1  サイン+サンクス2

このページの先頭へ