令和7年和歌山県地価調査
・県全体の平均変動率は、住宅地は平成3年から35年連続、商業地は平成4年から34年連続の下落である。
・平均変動率の下落率が住宅地は昨年と変わらず、商業地は4年連続で縮小した。
・価格上昇地点は、住宅地は昨年の26地点から27地点に増加し、商業地は昨年の16地点から20地点に増加した。
・価格上昇地点があるのは、住宅地で13年連続、商業地は4年連続である。
・和歌山市の住宅地・商業地の地価はいずれも上昇した。
1 全体
[調査地点数:213(うち林地、選定替え地点を除く全用途継続地点数:210)]
・全用途の平均変動率は△0.4%で、平成3年から35年連続の下落である。
・下落率は、本年は昨年の△0.5%から4年連続で縮小した。
・前年からの継続地点210地点のうち、価格が上昇した地点は52地点、横ばいの地点は29地点、下落した地点は129地点となっている。
2 用途別
(1)住宅地
・平均変動率は△0.6%で、平成3年から35年連続の下落である。
・下落率は、本年は△0.6%で昨年と同じ下落幅であった。
・価格上昇地点は、27地点(和歌山市15、橋本市2、田辺市2、紀の川市1、岩出市2、有田川町2、日高町1、印南町1、上富田町1)で、価格上昇地点があるのは13年連続である。
・上記上昇地点は、商業施設や公共施設、医療施設といった生活利便性が良好な地点である。
・和歌山市の平均変動率は、0.1%で昨年の0.2%から上昇幅は縮小した。
(2)商業地
・平均変動率は△0.1%で、平成4年から34年連続の下落である。
・下落率は、本年は昨年の△0.2%から縮小した。下落率の縮小は4年連続である。
・価格上昇地点は、20地点(和歌山市15、海南市1、田辺市2、岩出市1、白浜町1)で、価格上昇地点があるのは4年連続である。
・価格上昇地点は、JR和歌山駅、南海和歌山市駅周辺及び和歌山市中心部、田辺市や岩出市の主要道路沿いの商業施設で需要が安定している地点、観光地に存する白浜町の地点である。
・和歌山市の平均変動率は、0.6%で3年連続の上昇である。
(3)工業地
・平均変動率は0.4%で、昨年に引き続き2年連続の上昇である。
(4)参考(平均変動率の順位)
・都道府県別の本県の全国順位(変動率が高い順)は、住宅地が38位(昨年36位)、商業地が33位(昨年31位)である。
・近畿地方(2府4県)の中では、住宅地は5位(昨年5位)、商業地は6位 (昨年6位)である。
地価調査資料
- 令和7年和歌山県地価調査の実施状況(PDF形式 142キロバイト)
- 令和7年 基準地設定数(PDF形式 100キロバイト)
- 令和7年和歌山県地価調査結果の概要(PDF形式 2,937キロバイト)
- 令和7年地価調査基準地標準価格及び対前年変動率一覧(PDF形式 259キロバイト)
- 令和7年和歌山県地価調査の基準地の標準価格等
・宅地及び宅地見込地(PDF形式 845キロバイト)
・林地(PDF形式 87キロバイト)
その他資料
- 第1表 市町村別・用途別平均価格(PDF形式 75キロバイト)
- 第2表 市町村別・用途別対前年平均変動率(PDF形式 74キロバイト)
- 第3表 用途別平均価格及び対前年平均変動率の推移(PDF形式 166キロバイト)
- 第4表 住宅地の価格水準地点
第5表 商業地の価格水準地点
第6表 住宅地の対前年価格変動率上位地点
第7表 商業地の対前年価格変動率上位地点
第8表 住宅地の対前年価格変動率マイナス上位地点
第9表 商業地の対前年価格変動率マイナス上位地点(PDF形式 114キロバイト) - 第10表 地価公示の標準値と同一地点である基準値一覧
第11表 林地の類型別価格及び対前年変動率(PDF形式 65キロバイト) - 第12表 基準地別地価の推移(平成21年~令和7年)(PDF形式 414キロバイト)