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掲載内容





県政最前線 農業の未来を切り拓く 梅畑での剪定の様子

問い合わせ:経営支援課 電話073-441-2932 ファックス073-424-0470

 本県では、恵まれた気象条件を生かし、収穫量が全国一位を誇るみかん、うめ、かきをはじめとする果樹栽培を中心に、野菜や花きなど多くの農産物を生産しています。一方、農業の担い手の減少や高齢化、耕作放棄地の増加などの課題を抱えています。
 県では、こうした課題を解決し、産地の維持と地域の振興を図るため、増加傾向にある大規模な農業経営体や多角化・複合化に取り組む経営体、新規就農者など、意欲を持って農業に取り組む方々を支援しています。

本県の農業経営体数と大規模経営体数の推移 本県の農業経営体数と大規模経営体数の推移のグラフ

※農業経営体 一定以上の規模で、農産物を自ら、
または依頼を受けて生産する法人や個人

新規就農者数の推移 新規就農者数の推移のグラフ

農業経営力の強化を支援

 県では、地域や産地を牽(けん)引する強い農業経営体や人材を育成するため、農業経営に対する講義や専門アドバイザー派遣、経営発展の経費補助などにより農業者を支援しています。

平野  圭寿代さん
カフェ、民宿経営 農業経営の多角化に挑戦
ウメノヒラノ代表 平野 圭寿代さん

 農業経営に必要な財務の知識を身につけたいと思いわかやま農業経営塾に参加しました。ここで得られた知識や経験は、本業のうめ農家の経営だけでなく、カフェや宿泊など、経営の多角化を進める際にもとても役立っています。仲間もたくさんできました。経営塾には同じ目的を持った意欲のある農家の方々がたくさん参加しています。農業経営を学ぶ中で、普段なかなか交流が持てない他の農家の方々と仲間になることができ、悩みを共有したり相談したりできるようになりました。
 女性や若い方こそこの経営塾に参加することをおすすめしたいです。女性や若い方が経営を学び、知識やアイデアを経営に生かすことで、もっと農業が面白いものになっていくと感じます。

農業経営を学ぶーわかやま農業経営塾ー
 経営管理やマーケティング戦略など、農業経営者として必要な知識を習得し、自らの経営計画を作成する「わかやま農業経営塾」を開催しています。  

対象:就農して概(おおむ)ね5年以上で、自らの経営や地域の発展に意欲のある農業者
定員:15人
期間:8月下旬~2026年2月中旬(全10回)
受講料:2万円
申込期間:6月中旬〜8月上旬
受講を迷っている方はまず無料の公開講座にご参加ください。
農業経営塾 申込方法など、詳しくはこちら
専門アドバイザーを派遣
 経営発展段階に応じた課題を解決するため、税理士や社会保険労務士などの専門アドバイザーを無料で派遣します。  

相談例
農業経営を法人化したい
労働管理を学び正社員を雇用したい
経営診断を受け方向性を検討したい
相談窓口:振興局農業水産振興課

経営発展をめざす取組を支援
 生産性や販路の拡大等の新たな挑戦により経営発展をめざす取組を支援します。
対象:協力して事業を行う農業者同士で組織された協業組織・農業法人など
補助率、上限額など詳しくはこちら

地域農業を担う青年リーダーを育成
 地域農業の発展につながる青年農業者の取組を支援します。
対象:45歳未満の農業者など
※アイデアコンペにより最優秀プラン1件を選出
補助率、上限額など詳しくはこちら


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