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掲載内容





健康

 むし歯や歯周病で歯を失うとオーラルフレイル(口腔(くう)機能の虚弱)につながり、低栄養や運動機能の低下など全身の健康にも影響します。普段からのケアと定期的な歯科健診で歯と口の健康維持を心がけましょう。

むし歯の予防

 むし歯の原因菌は歯の表面の歯垢(こう)の中で増殖します。予防には、間食の回数を減らすこと、よく噛(か)んで食べること、フッ化物配合歯磨剤の使用やフッ化物洗口、フッ化物塗布などが効果的です。

歯周病の予防

 歯周病の原因菌は歯と歯肉の隙間や溝(歯周ポケット)に溜(た)まる歯垢の中で増殖します。予防には、デンタルフロスや歯間ブラシ、タフトブラシなどで歯垢を丁寧に取り除くことが効果的です。また、喫煙は歯周病のリスクを高めるため、注意が必要です。

デンタルフロスや歯間ブラシタフトブラシのイラスト、歯のイラスト 歯周ポケットの歯垢には歯周病菌が増殖 歯の表面の歯垢にはむし歯菌が増殖

こころ健康
問い合わせ
こころの健康推進課 電話073-441-2641 ファックス073-432-5567

 健康な生活を送るためには、体とともにこころが元気であることが欠かせません。こころの健康を保つには、生活習慣の改善や人とつながりを持つことが大切です。
 また、こころの不調や病気になっても、早期発見と正しい対処・治療で回復を早めることができます。悩みや不安は一人で抱え込まず、身近な人や専門機関に相談しましょう。

県の相談窓口
 県精神保健福祉センター内

「こころの電話」
こころの健康に関する問題や悩み
電話073-435-5192
(月〜金曜 9:30〜12:00、13:00〜16:00)
「はあとライン」 生きづらさを感じている、
        依存症、ひきこもりなど

電話0570-064-556 (毎日24時間)
その他の相談窓口はこちら
こころの不調を皆でサポート

 県では、メンタルヘルスの基礎や対応方法を学び、家族や同僚にこころの応急手当ができる「心のサポーター」の養成に取り組んでいます。誰かに援助を求めて支援が受けられるような社会を皆で実現していきましょう。養成研修の実施状況は、最寄りの保健所にお問い合わせください。

特定健診・がん検診

 「健康に自信がある」や「忙しい」という理由で受診を先送りにしていませんか?
 生活習慣病は自覚症状がないまま進行することが多いため、特定健診やがん検診を受け、健康状態の把握や病気の早期発見に努めましょう。また、結果を活用して生活習慣を改善することで、より健康的な生活を送ることができます。
 健康な人こそ定期的に受診し、積極的に健康管理に取り組みましょう。

特定健診・がん検診の受診率 県の目標
すべて70パーセント 出典:R3年厚生労働省資料、R4年国民生活基礎調査

がん検診を受けましょう

 がんは日本人の死亡原因の第1位で、生涯で2人に1人がかかり、4人に1人ががんで亡くなっています。しかし、早期発見し治療すれば9割以上が治るといわれています。
 がん検診は、各市町村で実施しており、無料または少ない自己負担で受けることができます。お勤めの方は職場で受けられる場合もあります。

市町村の担当窓口はこちら

市町村のがん検診内容
種類 対象者 受診間隔
胃がん 50歳以上 2年に1回
肺がん 40歳以上 年1回
大腸がん 40歳以上 年1回
乳がん 40歳以上の女性 2年に1回
子宮頸がん 20歳以上の女性 2年に1回
がん検診 胃カメラで検査している写真

就労世代の皆さんへ
~職場での健康づくりを応援します~

 日々の忙しさから生活習慣が不規則になりやすい働き盛りの世代は、長時間を過ごす職場での健康管理の在り方が自身の健康増進に大きく影響します。
 県では、全国健康保険協会(協会けんぽ)和歌山支部と共同し、県内の事業所で運動や食生活の改善に取り組んでもらう
「わかやま健康づくりチャレンジ運動」を実施しています。職場での健康づくりの取組が進み、そこで働く皆さんが健康になると、事業所の生産性向上にもつながります。
 さらに一定の要件を満たした事業所を
「わかやま健康推進事業所」として県が認定しています。認定を受けると認定ロゴマークを使用でき、社外にアピールできます。

無料の健康サポートを提供しています
 協会けんぽに加入しているチャレンジ運動参加事業所は、さまざまなサポートが受けられます。

健康サポート例

●健康サポート機器の貸出
 血管年齢測定器、血圧計と体重体組成計
●出前講座の開催

  •  専門家を派遣し、体組成計による測定会や健康講座を実施
  • 一緒に健康づくりに取り組む事業所を募集中!



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