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掲載内容





県政最前線 みんなでやろう。健康づくり

ラジオ体操をしている写真

問い合わせ 健康推進課 電話073-441-2656 ファックス073-428-2325

 県では、今年3月、「すべての県民が健やかで心豊かに生活できる持続可能な社会の実現」を目標とした「第四次和歌山県健康増進計画」を策定しました。本計画では、本県の健康づくりに関する取組目標を定め、県民の健康寿命※の延伸を図ることとしています。
 健康づくりは、県民の皆さん一人ひとりが主役であり、「健康は自らつくり育てるもの」という意識を持ち、主体的に取り組むことが重要です。
 生涯にわたって生き生きと過ごしていくために、できることから取り組んでみませんか。

  • 健康寿命…健康上の問題で日常生活が制限されずに生活できる期間
  • 計画の概要はこちら  県の健康課題はこちら

    健康寿命(令和元年グラフ) 県の目標
男性75歳 女性78歳 健康寿命の延伸でより充実した人生に 出典:厚生労働行政推進調査事業「健康寿命の算定・評価と延伸可能性の予測に関する研究」

    健康的生活

     健康の保持増進のためには、食事、運動、休養の調和のとれた生活を続けることが大切です。
     規則正しい生活は、がんや心臓病、脳卒中、糖尿病等の生活習慣病やうつ病等の発症リスクを減らすことにもつながります。

    バランスのよい食事

     食事量が減ると、体に必要な栄養が不足しがちになります。1日3食、主食・主菜・副菜を組み合わせて、適切な量の食事をバランスよくとることが健康の基本です。
     また、体重は健康と栄養状態を把握する目安になります。自身の適正体重を知り、適切な体重管理で健康づくりをしましょう。

     
    バランスの良い食事例のイラスト 
主食 エネルギー源になる ごはん パン めん類、主菜 体をつくる“もと”になる 肉 魚 卵 大豆・大豆製品、
副菜 体の調子を整える 野菜 きのこ 海そう いも類、プラス 1日1回とりたい食品 牛乳・乳製品 果物
    皆で食事を楽しむ

     食卓を囲む団らんの場で、こどもは正しい食生活や食事のマナーを学び、コミュニケーション能力を育みます。
     一方で、一人で食事をすると、食べるものが偏ったり、早食いになり食べ過ぎたりしてしまいます。
     こころと体の健康のためには、家族や仲間と一緒に食事をする「共食」を取り入れましょう。

    健康な体づくりのために 
	1日350グラム野菜を食べる (R4年県の現状252.3グラム) 
	塩分は1日7グラム未満とし、とりすぎに注意する(R4年県の現状 9.5グラム)
	適正体重を維持する 出典:和歌山県「県民健康・栄養調査」

    運動と睡眠による休養

     自動車の利用者が多い本県では、日常生活での歩数が全国平均より少ない傾向にあります。意識的に身体活動※量を増やすことを心がけ、質の良い睡眠で心身を休めましょう。睡眠時間は短すぎても長すぎても病気等の発症リスクが高まるため、適切な時間にとどめることがポイントです。


    推奨睡眠時間

    出典:
    厚生労働省
    「健康づくりの
    ための睡眠ガイド2023」

    小学生 9〜12時間
    中学・高校生 8〜10時間
    成人 6時間以上

    身体活動…「生活活動(家事・労働・通勤・通学等)」+「運動(意図的に実施し、継続性のある活動)」

    20~64歳の1日平均歩数(令和4年)
 県の目標 男女ともに8,000歩 出典:和歌山県「県民健康・栄養調査」

    皆で食事を楽しむ
    +10 プラス・テン  毎日今より10分多く体を動かす「+10」に取り組むことで、健康寿命を延ばせます。
    歩幅を広く、早く歩く テレビを見ながら
足上げ 30分に1回立ち上がる
    その他の取組例はこちら

    女性健康

     女性は、ライフステージごとにホルモンの分泌量が大きく変化し、その影響でさまざまな健康課題が生じやすくなります。
     正しい知識や情報を入手し、その時々で自身のこころと体を見つめることが大切です。

    「やせ」に注意
     ダイエットや偏った食生活による若い女性の「やせ」が増加しています。やせ過ぎは月経不順や女性ホルモンの分泌低下、骨量(骨密度)減少等の要因となります。また、妊娠前に「やせ」であった女性は、低出生体重児を出産するリスクが高くなるといわれています。
    骨粗しょう症を防ぐ
     骨粗しょう症は、骨量の減少や骨の質の低下によって骨がもろくなり、骨折しやすくなる病気です。悪化すると骨折等により寝たきりや要介護状態になることもあり、骨量が大幅に減少する閉経後は特に発症リスクが高まります。
     骨量は20歳頃にピークを迎えるため、若い時期から適切な食事・運動で骨量を高めておくことや、骨粗しょう症検診の受診が重要です。

    妊産婦の飲酒・喫煙を防ぐ
    妊婦の喫煙率(令和3年度) 県の目標0パーセント 出典:こども家庭庁「乳幼児健康診査問診回答状況」

     妊産婦の飲酒や喫煙は、胎児や乳児の発育に大きな影響を及ぼします。妊娠中・授乳中のお酒とたばこは控えましょう。
     また、受動喫煙を防ぐには、妊産婦本人だけでなく、家族等周囲の理解と協力も必要です。

    妊娠中の喫煙で発生リスクUP
    ・自然流産、早産、子宮外妊娠などの妊娠合併症
    ・低出生体重児(2,500グラム未満)の出産
    ・乳幼児突然死症候群(SIDS)



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