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掲載内容





がんの医療・患者支援

 県では、今年3月、「誰一人取り残さないがん対策を推進し、すべての県民とがんの克服をめざす」ことを目標に「第4次和歌山県がん対策推進計画」を策定しました。

3つの重点分野
「がん予防」 生活習慣の改善や検診の受診勧奨などに取り組む
「がん医療」 適切な医療を受けられる体制を充実させる
「がんとの共生」 罹(り)患しても尊厳を持って暮らせる社会をつくる

医療提供と相談支援

 適切で質の高いがん医療を受けられるよう、がん医療の拠点となる病院を指定しています。指定を受けた病院は、手術や放射線治療、薬物療法(抗がん剤)などを組み合わせた質の高いがん治療を提供します。
 各指定病院では、無料の相談窓口「がん相談支援センター」が設置されており、がん専門の相談員として研修を受けた看護師や社会福祉士が、信頼できる情報に基づいて、患者や家族の相談に応じています。

相談対応時間などはこちら
がん医療を提供する指定病院
兼 がん相談支援センター

和歌山県内のがん医療を提供する指定病院兼 がん相談支援センターの地図
ピンクの丸印がん診療連携拠点病院(国指定):6カ所がん医療の中心的な役割を担う拠点病院
黄色の四角印がん診療連携推進病院(県指定):3カ所国指定の拠点病院に準じる病院

先進医療による治療費を支援

 公的医療保険の適用がない先進医療(陽子線治療など)を希望するがん患者の方が、経済的理由により治療をあきらめることがないよう、治療費を補助しています。

補助率
  • ※市町村民税所得割合計額により2種類
  • 課 税 2分の1以内
    (上限額150万円)
    非課税 10分の9以内
    (上限額270万円)

    詳しくはこちら
    生殖機能の温存治療を支援

     将来こどもを産み育てることを望む小児・思春期・若年がん患者の方が、希望を持って治療に取り組めるよう、生殖機能の温存治療や、この治療により凍結した検体を用いた生殖補助医療に必要な費用を助成しています。

    助成メニュー例

    治療方法 助成上限額
    未受精卵子凍結 20万円
    精子凍結 3万円
    凍結した未受精卵子を用いた生殖補助医療 25万円
    凍結した精子を用いた生殖補助医療 30万円

    対象者やその他のメニューなどはこちら

    医療用補整具の購入を支援

     治療に伴う心理的・経済的な負担軽減や社会参加促進のため、ウィッグ等の医療用補整具の購入費を助成しています。詳しくは市町村にお問い合わせください。

    市町村別の実施状況はこちら
    若年がん患者の在宅療養を支援

     若年のがん患者の方が、住み慣れた自宅で日常生活を送れるよう、在宅サービス利用料の一部を助成しています。

    対象サービス 最大助成額
    訪問介護 合わせて1カ月あたり
    8万1千円
    訪問入浴介護
    福祉用具貸与
    福祉用具購入 1年あたり9万円
    居宅介護支援 1カ月あたり2万2千円

    対象者などはこちら


    わかやまがんネットでも情報を掲載
    県ウェブサイトへリンク


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