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掲載内容



がんを知りがんと向き合いがんに負けることのない社会

「がん」は日本人の死亡原因の第1位で、生涯で2人に1人がかかり、4人に1人が「がん」によって亡くなっています。
 がんは、適切に予防を図ることで、がんになるリスクを低くしたり、検診で早期に発見し治療を受けることで、治る確率が高くなります。
 県では、「がんを知り、がんと向き合い、がんに負けることのない社会」の実現をめざし、がんの総合的な対策を重点的に進めています。

問い合わせ 健康推進課 電話073-441-2640 ファックス073-428-2325

検診車の写真 死因別死亡者の割合 がんの主な部位別死亡者数(人口10万人あたり) 胃がんの進行度別生存率(5年相対)
がんを知り予防する

 世界保健機関(WHO)によると、がんの約40パーセントは予防できるとされています。がんのリスク要因や予防要因について正しい知識を身につけ、科学的根拠に基づき行動することで、がんになるリスクを低くすることができます。

がん予防のポイント たばこを吸わない(受動喫煙を含む) 節度のある飲酒をする 偏らずバランスの良い食事をとる 継続的な運動習慣 適正体重の維持 がんの原因となるウイルスや細菌の感染予防・検査
がんの相談窓口
種類 初期症状 主な症状 主なリスク要因
肺がん 症状が見られないことも多い 咳[せき]や痰[たん]、痰に血が混じる、胸の痛み、動いたときの息苦しさや動悸[どうき]、発熱 など 喫煙、受動喫煙、
アスベスト
大腸がん 自覚症状は
ほとんどなし
血便、排便習慣の変化(便秘、下痢)、便が細くなる、残便感、貧血、腹痛、嘔吐[おうと] など 喫煙、飲酒、肥満
胃がん 自覚症状は
ほとんどなし
胃の痛み・不快感・違和感、胸焼け、吐き気、食欲不振 など 喫煙、飲酒、感染症
膵(すい)臓がん 自覚症状は
ほとんどなし
腹痛、食欲不振、おなかが張る感じ、皮膚や目が黄色くなる、腰や背中の痛み など 喫煙、糖尿病
乳がん 乳房のしこり 乳房のしこり、乳房にくぼみができる、乳頭や乳輪がただれる、左右の乳房の形が非対称になる など 飲酒、肥満
肝臓がん 自覚症状は
ほとんどなし
皮膚や目が黄色くなる、むくみ、かゆみ、だるさや倦怠感[けんたいかん] など 喫煙、飲酒、肥満、感染症
子宮頸(けい)がん 自覚症状は
ほとんどなし
月経中でないときや性交時の出血、においを伴う濃い茶色やうみのようなおりもの など 喫煙、感染症
食道がん 自覚症状は
ほとんどなし
飲食時の胸の違和感、飲食物がつかえる感じ、体重減少、胸や背中の痛み、咳、声のかすれ など 喫煙、飲酒
がんの情報を入手する
 がんについて正しく理解するための基本的な情報や、がん検診、がん診療を受けられる病院、相談窓口など、総合的な情報をウェブサイト「わかやま がんネット」で提供しています。
県ウェブサイトでも掲載
ワクチンで子宮頸がんを予防する
 子宮頸がんの原因とされているヒトパピローマウイルス(HPV)は、女性の多くが一生に一度は感染するといわれています。感染を予防するにはワクチンの接種が有効です。接種券は、小学校6年生から高校1年生の女性を対象に市町村から配布されますので、ワクチン接種をご検討ください。
県ウェブサイトでも掲載


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