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掲載内容



先進企業の誘致で
新たな雇用を生み出す
IT企業誘致
ANCHOR(白浜町)の写真

 県では、これまで田辺・白浜地域へのIT企業の誘致を積極的に取り組んできました。
 田辺市の「秋津野グリーンオフィス」や白浜町の「ITビジネスオフィス」(2棟)は、いずれも誘致企業で満室になっており、株式会社セールスフォース・ジャパン(旧株式会社セールスフォース・ドットコム)やNECソリューションイノベータ株式会社といった大手企業も進出してきています。
 また、白浜町では令和2年11月に新たなオフィス「ANCHOR(アンカー)」がオープンし、IT企業5社が入居しています。
 さらに、和歌山市にもコールセンターやIT企業が続々と進出しており、新たな雇用が生み出されています。

白浜町第2ITビジネスオフィス(白浜町)の写真
白浜町第2ITビジネスオフィス(白浜町)
株式会社SAKURUG さくlab 兼 白浜オフィス(白浜町) 辻󠄀 久仁子さん(写真中央)
白浜オフィスでの仕事の様子

白浜オフィスでは、現在、経理や広報など、東京本社のバックオフィス業務を行っています。住み慣れた地域にいながら、テレワークで東京の仕事に携わることができる、正にポストコロナ時代の新しい働き方だと思います。当社では年齢やIT業界での経験の有無は問われず、一人ひとりの能力や生活に合わせた柔軟な働き方が認められています。

コロナ禍に続々進出

 近年、IT企業の進出が加速しています。その要因の一つがコロナ禍です。テレワークの普及により営業を含めさまざまな業務が遠隔でも可能となったことから、進出のハードルが低くなっています。
 東京の最先端の仕事が和歌山でもできる時代になってきました。

令和2年度以降の誘致企業(IT・コールセンター)
和歌山市

株式会社Link-U
株式会社New Innovations
株式会社エールスタッフ
株式会社IACソリューションズ
株式会社Relic

白浜町

株式会社Office Concierge
株式会社SAKURUG
株式会社スマサポ
株式会社HACARUS
株式会社Relic

県内各地へ誘致を拡大

 コロナ禍により地方へのオフィス分散の流れが生まれていることから、県内各地へ誘致を拡大していきます。
 そのための受け皿として、国の地方創生テレワーク交付金を活用して、県内7市町においてオフィス整備を進めています。地元企業や住民が活用できる施設もあるので、進出企業と地元企業・住民の交流により新しい事業展開も期待されます。

南紀白浜空港公園オフィスイメージ

南紀白浜空港公園オフィスイメージ

テレワーク交付金を活用して
オフィス整備する市町
和歌山市 有田市 橋本市 高野町 広川町 みなべ町 串本町

 また、白浜地域においても引き続き誘致を進めるため、南紀白浜空港公園にオフィスを整備しています。レンタルオフィスのほか、会議室や企業間の交流・商談スペースなどが設けられる予定です。

和歌山へ人と企業を呼び込む4方面戦略
(1)
企業誘致に
伴う移住
(2)
転職なき
移住
(3)
個人移住
(田舎暮らし)
(4)
農林水産業の
担い手として
移住

 コロナ禍を契機としたテレワークの普及などにより生じている地方分散の流れを捉え、和歌山へ人と企業を呼び込むため、(1)企業誘致に伴う移住(2)転職なき移住(3)個人移住(4)農林水産業の担い手として移住の4方面をターゲットに戦略的に施策を展開していきます。
 こういった取組をさらに促進するために、県と富士通株式会社は、固定的な場所や時間にとらわれない新しい働き方を推進することにより、地域課題の解決や、地域の産業活性化を達成し、持続可能な地域社会を構築することを目的として、昨年10月に連携協定を締結しました。

UIわかやま就職ガイドの表紙画像
UIわかやま就職ガイド

進出企業など300社以上の企業情報を掲載した冊子「UIわかやま就職ガイド」を作成し、県内高校出身の大学生などに配布しています。
また、就職フェアなども随時開催していますので詳しくはウェブサイトをご確認ください。
県ウェブサイトでも掲載



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