現在の位置:トップページ > 県議会からのお知らせ > 県議会だより > 6月定例会号>県民の命を守るー県議会から発信ー


わかやま県議会だより トップへ和歌山県議会トップページへ

平成23年 6月定例会号 主な記事
  • 県民の命を守るー県議会から発信ー
  • 平成23年6月定例会概要
  • 議員の紹介〜あなたのまちの議員を紹介
    します
  • 県議会各委員会の紹介
  • 県民意見募集中!
  • 議会活動を紹介〜トピックス〜
  • 議会改革
  • 県議会からのお知らせ


  • 県民の命を守る ー県議会から発信ー 防災のあり方を見直し個別の特別委員会を設置

    新島 雄 議長



    前芝雅嗣 副議長

    大規模地震に対する防災対策は?
    新島 雄 議長 東日本大震災の現状を肌で感じるため、5月初旬に岩手県へ行ってきました。実際にこの目で見て、テレビや新聞、雑誌で見る光景ももちろんそのままありますが、それ以上に、ほこりやにおい、そして被災地で頑張っておられる被災者の皆様の言葉…それらを実際に見て、聞いて、触れて…これは大変なことが起こったのだと改めて実感した次第です。

    前芝雅嗣 副議長 東南海・南海地震も近い将来発生するであろうと言われています。今回の東日本大震災、特に津波による大被害を目の当たりにした今、本県、特に地震発生後6分で津波が到達すると想定されている、私の地元である串本町をはじめ沿岸部の津波対策等を早急に見直す必要があると思います。

    議長 政治や行政が最低限果たすべき役割は、住民の生命を守ることであり、私たちは、このことに全力を注ぎ、一生懸命に取り組まなければなりません。東南海・南海地震が発生した際には、甚大な人的被害が予想されます。被災して亡くなる人を限りなくゼロに近づけていかなければなりません。

    副議長 知事も早速、防災・減災対策の緊急点検を行っています。県議会においても、東南海・南海地震等対策特別委員会を設置しました。私もその委員会の一員として、被害想定の見直し、市町村への支援なども含め、県当局とともに早急に防災・減災対策に取り組みます。


    議員全員が一丸となって人をつくり地域を育てる 一番大切にされている活動のテーマは?
    議長 私が政治家として一貫して思っていることは、「人をつくる」ということ。やはり、人をつくることを忘れた地域、人をつくることに熱心でない国は滅びていくと思います。和歌山県に立派な歴史や観光資源があるといっても、それを十分に生かすのも「和歌山県人」です。その「和歌山県人」を立派に育てていく。それが我々の課題であり使命であります。これからも、「人をつくる」、これを私の想いの大きな柱として推進していきます。

    副議長 私は本州最南端の串本町出身で、県議会に来てはや8年が経ちます。これまで、和歌山県の大きな課題である、地域の活性化に力を入れて取り組んできました。地域を元気にするためには、やはり経済を活性化していかないと。私は、地元紀南の魅力ある観光資源を中心に県全体の観光振興に特に力を入れ、観光から地域経済を活性化させるため一生懸命頑張っていきます。

    最後にこれからの抱負を聞かせてください。
    議長 議長としての最大の仕事は、スムーズな議会運営にあります。それとともに、県議会そのものを県民の皆様にもっと広く知ってもらうことも重要です。県議会のあり方、活動を知っていただき、全議員が一丸となって、県民の皆様に納得していただける議会運営を実行していきます。そして、何といっても議会改革。今回から定数が46名から42名になりました。目に見える改革の一つですが、これ以外にも9月定例会からは、議論の内容をよりわかりやすくするため、質疑・一般質問に一問一答方式を導入するなど、どんどん思い切ったことをやっていきたいと思います。

    副議長 議長を先頭に、防災対策、議会改革を推し進めていきます。我々42人の議員一人ひとりが汗をかいて知恵を出し、県民の皆様の代表として県議会の存在意義を高めていかなければなりません。副議長として、議長をしっかりとサポートし、より素晴らしい県議会をつくるため、皆様からの声を県政に届けるだけでなく、議員提案による条例制定など「発信する県議会」にもならなければと考えています。

    広村堤防にて
    安政5(1858)年、初代県議会議長「濱口梧陵」が私財を投じ、完成させた堤防。現在、国の史跡に指定されています。