現在実施中の競争力アップ技術開発

実施中の研究テーマ

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研究課題 (実施年度) 研究概要  
農業試験場
キヌサヤエンドウのハナアザミウマ防除対策
(H30~R2)
サヤエンドウのガク枯れや白ぶくれ症状の原因となるハナアザミウマの効率的な防除方法を確立する。
・薬剤防除技術の確立
・マルチなど資材を活用した防除技術の開発
砂地圃場における高品質ショウガ生産技術の開発
(H31~R3)
県内の水田転換畑における生産性の高い種ショウガ栽培技術を確立する。
・栽培管理、病害虫等防除、効率的施肥技術等の確立
・栽培管理マニュアルの作成
冬季スプレーギクをボリュームアップする生長制御技術の開発
(H31~R3)
冬季作のスプレーギクにおける切り花ボリュームを目指した高品質生産技術を開発する。
・光照射による切り花品質向上技術の開発
・新規電照法に基づく栽培技術体系の最適化

イチゴ「まりひめ」高設栽培における栽培期間を通した高品質安定生産技術開発

(R2~4)

「まりひめ」の高設栽培において、栽培期間を通して安定した良食味を維持するための生産技術を開発する。

・温度、CO2濃度等の環境制御技術の開発

・良食味果実生産のための草姿管理技術の開発

イチゴ新品種「紀の香」の優良苗生産技術の開発

(R2~4)

増殖率がい低いこと等から苗生産に課題がある県育成品種「紀の香」を普及させるため、優良苗を安定して生産する技術を開発する。

・ランナー先枯れ発生要因の解明と対策

・早期出蕾発生要因の解明と対策

採種エンドウの害虫エンドウゾウムシの防除対策

(R2~4)

本県育成エンドウ品種の種子の安定供給のため、近年採種ほ場で多発しているエンドウゾウムシの防除対策を確立する。

・飛来・産卵時期等の発生実態の解明

・有効薬剤の探索、防除適期の解明

・発生しにくいほ場環境づくり

エンドウさび病の発生生態の解明と防除対策の確立

(R2~4)

ハウス栽培で多く発生し、被害の大きいエンドウさび病の防除対策技術を確立する。

・発生状況、発生生態の調査

・有効薬剤の探索、防除適期の解明

暖地園芸センター 
無加温ハウスで栽培可能な新規切り花の省力据置栽培技術と鮮度保持技術の確立 (農業試験場と共同研究)
(H31~R3)
新たな切り花品目における省力据置栽培技術と鮮度保持技術を確立する。
・シンジー、アルメリアの省力据置栽培技術の確立
・アルメリアの鮮度保持技術の確立

実エンドウ新品種「みなべ短節間1号」の初期収量、品質向上栽培技術の確立

(R2~4)

草丈が低く管理作業が楽な新品種「みなべ短節間1号」の普及促進のため、収量、秀品率、莢の大きさを向上させる栽培技術を確立する。

・初期収量向上のための栽培技術の確立

・秀品率向上と大莢生産のための栽培技術の確立

気象変動に対応可能なトルコギキョウの高品質切り花生産、開花促進技術の開発

(R2~4)

高品質生産のための環境制御技術と二度切り栽培に適した施肥管理技術を開発する。

・CO2等環境制御による高品質化技術

・省エネ加温方法による開花促進技術

・養分吸収特性に基づく施肥管理技術の開発

果樹試験場
県オリジナルウンシュウミカン「きゅうき」の高品質安定生産技術の開発
(H30~R2)
高品質ミカン「きゅうき」の普及に向け、品種特性にあった栽培技術を確立する。
・「きゅうき」の普及に向けた品質向上のための栽培条件の解明
・結実管理と肥培管理による安定生産技術の確立
良食味で年内収穫可能なカンキツ「津之望」の少核化安定生産と品質保持に関する技術開発
(H30~R2)
「津之望」は食味が良く注目されているが、核が多いという欠点があるのでその対策技術を確立する。
・簡易なネット被覆による少核化技術の確立
・出荷期間の延長を可能にする簡易貯蔵法の開発
捕獲困難な個体を生み出さない効率的なシカ捕獲技術の開発 (林業試験場と共同研究)
(H31~R3)
捕獲困難なシカを生み出さない新たな囲いワナの開発と効率的な捕獲地点を解明する。
・GPS首輪を用いたシカの行動調査
・新規囲いワナの開発と捕獲効果の検証

集中豪雨に対応した温州みかん主要病害の防除対策の確立

(R2~4)

集中豪雨が頻発する条件下でも効果的な温州みかんの黒点病とかいよう病の防除対策を確立する。

・耐雨性に優れた黒点病防除対策の確立

・かいよう病の効率的防除法の開発

・新防除体系の構築と実用性の検証

侵入害虫「ビワキジラミ」の緊急防除対策

(R2~4)

本県ビワ産地におけるビワキジラミの発生地域・発生生態を解明し、薬剤による防除体系を確立する。

・発生地域及び発生生態の解明

・効果のある薬剤の選定

・薬剤による防除体系の確立

かき・もも研究所 
新品種「さくひめ」による県内早生桃のブランド向上
(H30~R2)
6月下旬収穫で、核割れが少なく普及が期待される「さくひめ」(農研機構育成)の品種特性にあった栽培技術を確立する。
・大玉果高品質生産技術の開発
・凍害耐性の解明と凍害対策技術の開発
県オリジナルカキ新品種「紀州てまり」の産地形成に関する技術開発
(H31~R3)
新品種「紀州てまり」における”へたすき果”の発生対策及び接ぎ木更新後における管理作業の省力化を図る技術を開発する。
・「紀州てまり」のてたすき果対策技術の開発
・接ぎ木更新による省力樹形の開発
モモせん孔細菌病に対する防除技術の開発
(H31~R3)
ももの難防除病害である「モモせん孔細菌病」に対する防除技術を開発する。
・品種別の発生実態把握と多発要因の検討
・伝染源除去技術の開発
・生育期の薬剤防除技術の開発

カキの輸出および簡易貯蔵を可能とする鮮度保持技術の開発

(R2~4)

海上輸送による輸出および出荷期間延長のための鮮度保持技術を確立する。

・低温による果肉障害の発生要因の解明

・「刀根早生」輸出時の黒変果、軟化果発生防止のための鮮度保持技術の開発。

・「富有」の簡易貯蔵技術の開発

うめ研究所
ウメ「南高」の低樹高化技術(カットバック)確立による青梅生産性の向上
(H30~R2)
高樹高化したウメを一定の高さでカットし、低樹高にして省力化を図るとともに、低樹高にしても収量を低下させない技術を確立する。
・カットバックと摘心処理による低樹高化技術の確立

海外向けウメ果実の流通技術の開発

(R2~4)

ウメの輸出促進のため、輸送技術の確立と輸出に適した品種の選定を行う。

・「南高」果実の輸送中の障害果発生要因の解明

・障害果発生を低減する輸送条件の確立

・輸送拡大につながる品種の選定等

畜産試験場 
肉用牛ゲノミック評価と受精卵移植を活用した熊野牛の高能力後継牛作出効率化
(H30~R2)
子牛の段階から遺伝子情報によりその能力を推定するゲノミック評価を活用しより早期に県内牛を高能力化する技術を開発する。
・「熊野牛」におけるゲノミック評価の検証
・フィールドでの受精卵凍結保存技術の確立
和歌山県産霜降り豚肉・イノブタ肉の肉質安定化技術の開発
(H31~R3)
和歌山県産豚肉・イノブタ肉の肉質安定と脂肪質向上を目指した霜降り豚肉生産技術を開発する。
・アミノ酸のバラツキを抑えた肉質安定化技術の開発
・県産副産物飼料(エコフィード)の機能性評価

画像解析による紀州和華牛の肉質特性の究明

(R2~4)

組織学的検査により紀州和華牛の肉質特性を解明するとともに、その品質を高める技術を確立する。

・筋線維の断面積の大きさ、密度等を数値化

・保水性、脂肪酸組織、脂肪融点等を分析

・品質をより良くするエコフィードの原料等を検討

養鶏研究所 
絶滅危惧日本鶏「龍神地鶏」を基にした新たな「紀州龍神地鶏」の開発
(H30~R2)
龍神地鶏と生産性の高い商用品種との交配により、龍神地鶏の血を引く新たな商用地鶏ブランドを創出する。
・交配による新たな卵・肉用の商用地鶏種開発
・希少な龍神地鶏の継続的な保存への寄与

「龍神地鶏」の品種改良~高性能県産地鶏普及を目指して~

(R2~4)

性能の高い本県商用地鶏を開発するため、交雑親に用いる龍神地鶏の品種改良をすすめる。

・龍神地鶏の形質(産卵性能、増体等)の調査

・選抜による優良な龍神地鶏集団の作出

・交雑種の性能向上の検証

林業試験場 
県産未利用広葉樹(シイ)の建築資材等への利用拡大のための技術開発
(H30~R2)
主要広葉樹のシイは材質が堅くフローリング材としてのニーズがあり、これを実用化するための乾燥技術を確立する。
・「割れ」等が発生しないシイの乾燥技術の確立
・曲がり、耐朽性など加工に向けた材質の解明
サカキを加害する新種ヨコバイの防除体系の確立
(H30~R2)
近年サカキにヨコバイの吸汁により無数の白点が発生する被害が多発しており、この対策技術を確立する。
・薬剤防除効果の検証
・防除適期の解明と防除指針の策定
新種クマノザクラの保全と活用に向けた大量増殖及び更新技術の開発
(H31~R3)
新種「クマノザクラ」の保全と活用を目指したクローン増殖技術の確立とサクラ類植栽地における更新技術を開発する。
・挿し木等による効率的なクローン増殖技術の確立
・サクラ植栽地における連作障害対策技術の開発

県産スギ大径材に適した心去り平角材等の生産技術の確立及び強度特性の解明

(R2~4)

今後供給増が予想されるスギ大径材の特性を活かすため、歩留まりのよい製材方法である心去り製材品の生産技術の確立及び強度特性の解明を行う。

・心去り材の強度特性の検証

・心去り材に適した低コスト乾燥技術の確立

イタドリの長期安定栽培技術の確立および一次加工品と根茎利用技術の開発

(R2~4)

イタドリの長期安定栽培技術を開発するとともに、保存・流通に適した茎の一次加工品開発等を行う。

・連年安定生産のための適切な収穫期間の解明

・食感や色を保持できる加工技術と加工品の開発

・根茎の薬事分野での活用技術開発

水産試験場 
シロアマダイの種苗生産技術の開発
(H30~R2)
高級魚であるシロアマダイの種苗放流による漁獲量の増大を図るため、種苗生産技術を開発する。
・ふ化後の給餌方法(餌の種類等)の確立
・夏季の飼育に適した水温条件の解明
天然ヒジキ増産に向けたヒジキ移植技術の開発~人工種苗を用いた早期移植の試み~
(H30~R2)
これまでに開発した人工種苗ヒジキを安定して磯に移植・増殖するための技術を開発する。
・雑海草の繁茂を防ぐ早期移植技術の開発
・ヒジキの生育に好適な環境の解明
餌料仔魚を給餌しないスマ種苗生産技術の開発
(H31~R3)
種苗生産時における初期餌料の栄養強化方法を見直し、餌料仔魚を与えないスマ種苗生産技術を開発する。
・餌料仔魚を給餌しないスマの種苗生産試験
・健苗性評価試験
抗菌剤を使用しないアユ冷水病防除技術の開発
~早期実用化への試み~
(H31~R3)
早期の実用化に向けて、アユ冷水病における防除対策技術とワクチンを開発する。
・ワクチン効果試験
・除菌技術の検討と野外における除菌効果の検証

マルアジの脂質含量と鮮度の研究~特選出荷に向けて~

(R2~4)

マルアジの脂質含量の多い時期や魚体サイズを明らかにするとともに、鮮度保持技術を確立する。

・漁獲時期、魚体サイズと脂質含量の関係を解明

・簡易脂質測定器の精度向上

・高鮮度を保持するための水温、塩分の管理技術

低塩分海水を用いたモズクガニ種苗生産技術の開発

(R2~4)

低塩分海水および淡水を用いたモクズガニの種苗生産技術を確立する。

・ゾエア期幼生の飼育時最適塩分濃度の解明

・メガロパ期(後期幼生)の淡水飼育実証試験

目次

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概 要

農林水産業競争力アップ技術開発事業

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 成果情報

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