第19回和歌山県食の安全県民会議

平成21年7月3日、「第18回和歌山県食の安全県民会議」を開催しました。

県では食の安全・安心確保のための各種施策づくりの過程で県民の意見を反映するため、消費者をはじめ、生産・製造・流通に携わる方々や学識経験者として活躍されている方々計15名からなる「和歌山県食の安全県民会議」を設置しています。

このたびの会議では、和歌山県食の安全県民会議の第4期委員となられた方々への依頼状交付の後、「平成20年度アクションプランの実施結果」や「平成20年度食品衛生監視指導計画の実施結果」などについてご協議頂きました。

開催日時・場所

日時:平成21年7月3日午後2時30分から午後4時30分

場所:和歌山県自治会館304会議室

視察の様子1視察の様子2

会議の様子

内容

  1. 視察
    和歌山ノーキョー食品工業株式会社「総合衛生管理製造過程承認施設」の視察
  2. 協議事項
    1. 第7回食の安全シンポジウムについて
    2. 平成21年度食の安全・安心に係る県民アンケート調査について

委員意見(概要)

第7回食の安全シンポジウムについて


  • 食の安全シンポジウムのテーマについて、事務局案を含め、各委員の皆さまからご提言をいただければと考えておりますので、よろしくお願いします。
    事務局案
    案1:健康食品について
    案2:輸入食品の安全性について
  • 委員
    新しく政権が交代された中で、消費者庁が設置されましたので、「消費者庁の動向」をテーマとし、一般の方に、今後、消費者庁がどのような形で動こうとされているのかということをお話されるのはどうでしょうか。
  • 委員
    私の所属部署の経験からすると、お客さまにとって、「輸入食品の安全性」というのはかなり関心があると思います。
  • 委員
    健康食品について、資料のアンケート結果では県民の62%の人が健康食品を使っているということですが、健康食品による被害状況などはあまり聞いたことがありません。

  • 先日発足した、「わかやま健康食品連絡協議会」委員のお話では、健康食品を利用する人の中でも下痢をしたという症状を訴えられる方がおられたそうです。
    アレルギーショックがあるような重篤な症状であれば、健康被害の情報は行政にも伝わりますが、逆に、特異的な症状でなければ、情報が行政まで伝わりにくい状況にもありますので、まず、情報を集めていくことを考えています。
  • 委員
    わかやま健康食品連絡協議会が、一般消費者の苦情などの情報を受け付けたり、また、健康食品を買い上げ調査していただけるという取り組みを皆さんに知っていただくことは良いことだと思います。
  • 委員
    食の安全県民会議には、各種分野の方が所属されておられますので、シンポジウムの形式を、いろいろな立場から議論できるようなパネルディスカッション的な性格を持たせたものでも良いと思います。
  • 委員
    テーマには、フードマイレージなどの考え方を含めた、「環境問題と食の安全」というのも良いと思います。
  • 委員
    事務局案を含め、「案1:健康食品について」「案2:輸入食品の安全性について」「案3:消費者庁の動向」「案4:環境問題と食の安全」の4テーマが上げられました。
    県民会議としての意見として、委員の皆さんに挙手していただき、県民会議の結果を参考に、講演者の選択を含めて事務局で決めていただくという形にしましょうか。

  • よろしくお願いします。
  • 委員
    結果は、
    「案1:健康食品について」 が4名
    「案2:輸入食品の安全性について」 が3名
    「案3:消費者庁の動向」 が2名
    「案4:環境問題と食の安全」 が2名
    となりましたので、よろしくお願いいたします。

平成21年度食の安全・安心に係る県民アンケート調査について

  • 委員
    今年実施するアンケート案を自分でやってみましたが、設問によって回答数が異なることには何か意図があるのでしょうか?

  • 回答数を2つとした設問では、回答される方が1つに絞るのは難しいのではという点があると思います。しかし、アンケートは基本的に1つ選んでいただければ統計上は良いと思います。
    ご意見につきましては、参考にさせていただきます。
  • 委員
    設問の一つの「あなたは、HACCP(ハサップ)について知っていますか?」とは、どういう意図があるのですか。

  • 衛生管理の手法の一つである「HACCP(ハサップ)」という言葉が、県民の方がどこまで浸透しているかということを知りたいため、最初にアンケートを実施した平成15年当時から、この設問を設けています。
  • 委員
    アンケート調査は、結果の解析が一番大事と考えます。設問の内容を過去から同じ設問にしておられるのは、例えば県の施策が県民に対してどのような影響を及ぼしているのかを確認したい意図があると思いますが、設問数が多すぎるのではとも考えますので、関係する設問については統合することも必要ではないかと思います。

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