鉛製の給水管について

鉛製の給水管について

 鉛は、健康に悪影響を及ぼします。鉛を体内に取り込んだ場合、便等で体外に排出されますが、排出速度が遅く、排出量を上回り体内に蓄積されると、嘔吐、腹痛、下痢、乏尿、昏睡等の中毒症状が表れます。

 そこで国では、生涯にわたり継続して摂取しても、健康に影響を与えないよう安全性を十分考慮し、水道水の水質基準を「1リットル当たり0.01ミリグラム以下(WHO(世界保健機構)のガイドライン値と同値)」と定めています。

 一方で、鉛は比較的柔らかい材質で加工しやすく、管の内部にサビも発生しないという特徴があったため古くから給水管として全国的に広く普及してきました。そのため、国が鉛製給水管の使用禁止通知を出した平成元年以前に施工された給水管には鉛製のものが使用されている可能性があります。

 流水状態で使用している場合は鉛の濃度は水質基準値以下であり、健康上問題ありませんが、朝一番の水や旅行などで長時間使用しなかった場合、鉛が水道水中に溶け出している恐れがありますので、最初のバケツ一杯程度の水は飲み水として使用しないことをおすすめします。また、できれば給水管を取り替えられることをおすすめします。(給水管は個人財産です。)

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