生の牛のレバーの提供・販売ができなくなりました。

平成24年7月1日から生の牛肝臓(レバー)の販売・提供が禁止されました!

飲食店等において生で牛レバーを食べることはできなくなりました 。

牛の肝臓(レバー)の内部から、O-157などの腸管出血性大腸菌が検出されることが報告されています。
鮮度や保存状況、事業者の衛生管理に関わらず、腸管出血性大腸菌が肝臓内部に存在し食中毒を発生する恐れがあります。今のところ、当該菌を保有していない牛の選別方法や消毒による洗浄方法が見いだされていないため、平成24年7月1日から、生で食するための牛の肝臓の販売・提供は禁止されました。

【消費者のみなさまへ】

牛レバー(「レバ刺し」等)を生で食べるのはやめましょう。
現時点で牛レバーを安全に生で食べるための有効な予防対策は見いだされていません。そのため、牛レバーを生で食べず、中心部までしっかり加熱して食べることが、食中毒を防ぐ最も有効な対策です。
実際に、生の牛レバーが原因食品と考えられる食中毒が、全国で平成10年から23年までの間に、128件(患者数852人)発生しています。
そのうち22件(患者数79人)が、腸管出血性大腸菌による食中毒です。


腸管出血性大腸菌とは?
腸管出血性大腸菌は、溶血性尿毒症症候群(HUS)や脳症などの危険な病気を起こし、死亡の原因にもなります。
わずか10個程度の菌でも食中毒を引き起こすことがあります。

平成23年には腸管出血性大腸菌による食中毒事件で5名の方が亡くなる痛ましい事件が起きました。


牛レバーに限らず肉の生食は危険です!

E型肝炎ウイルス食中毒にもご注意!
豚レバーについても生食は危険です。E型肝炎ウイルスによる食中毒が起こる可能性がありますので十分に加熱して食べましょう。
E型肝炎についての情報はこちらから⇒厚生労働省ホームページ

鶏肉など他の食肉の生食にもご注意!
鶏タタキ、鶏刺し、鶏わさ等の、生あるいは中心部が生である料理は、カンピロバクター食中毒のリスクがあります。他にも、肉の種類・部位に関わらず、お肉は中心部までしっかり加熱して食べましょう!

【関連リンク】

厚生労働省ホームページ  「牛レバーを生食するのは、やめましょう」(外部リンク)

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