食品に対する不安の有無とその要因(平成15年アンケート結果その2)

食品に対する不安の有無とその要因

問5:あなたは、食品の安全性に不安を感じていますか? (1つ選択)【回答者数:861名】

日常の食生活の中で、食品に対して不安を感じている方が全体の84%で、その中でも17%の方が「大いに不安を感じている」と回答している。

問5グラフ

食品に対する不安感を年齢別に見てみると、不安感を持っている方が、10代では63%、20代75%、30代83%、40代87%、50代88%、60代92%、70以上76%と年代が上がるごとに高くなっている。
これは、10~20代の方で「子供が出来たら心配」年齢が高くなると「遠くに住む子供が心配」などの意見が見られることから、自分自身に対する不安感とともに家族に対する心配が大きな不安の材料となっているようである。

問5-2グラフ

問6:問5で「大いに不安」または「不安」と答えた方で、農産物(生鮮野菜・果物・米など)を購入する際、次にあげる項目で特に不安を感じているものはどれですか?(2つ以内選択)【回答者数:722名 総回答数:1409】

食品に対して不安を感じている方(722名)の内、農産物における不安の要因として一番目に65.8%(475)で「輸入農産物の安全性」をあげ、また2番目に60.7%(438)の「農薬の残留」をあげている。この2つの項目のどちらか一方でもあげた方が650名いて、不安を感じている方の90%を占めている。
また、偽装表示の問題にも不安感が高く、意見の中には「消費者は食品を購入する時、表示を信用して買うしかない。不安が残る。」と生産者・製造者・販売者への不信感を記述されている方が多数いた。 

問6グラフ

問7:問5で「大いに不安」または「不安」 と答えた方で、畜産物(肉類・卵・乳製品など)を購入する際、次に あげる項目で特に不安を感じているものはどれですか?(2つ以内選択)【回答者数:722名 総回答数:1365】

畜産物における不安要因として、「輸入肉の安全性」55.8%(403)が一番目にあげられており、次に「偽装表示」45.0%(325)と「家畜から人へうつる病気」42.7%(308)が多く、この3項目が主な要因との回答である。これは、近年マスメディア等で話題になった牛肉のBSEや偽装表示の問題が大きく影響していると考えられる。

問7グラフ

問8:問5で「大いに不安」または「不安」 と答えた方で、畜産物(肉類・卵・乳製品など)を購入する際、次に あげる項目で特に不安を感じているものはどれですか?(2つ以内選択)【回答者数:722名 総回答数:1365】

畜産物における不安要因として、「輸入肉の安全性」55.8%(403)が一番目にあげられており、次に「偽装表示」45.0%(325)と「家畜から人へうつる病気」42.7%(308)が多く、この3項目が主な要因との回答である。これは、近年マスメディア等で話題になった牛肉のBSEや偽装表示の問題が大きく影響していると考えられる。

問8グラフ

問9:問5で「大いに不安」または「不安」 と答えた方で、加工食品(麺類・菓子・調味料など)を購入する際、 次にあげる項目で特に不安を感じているものはどれですか?(2つ以内選択)【回答者数:722名 総回答数:1327】

加工食品においては、「食品添加物」が75.5%(545)と他の項目に比べ飛び抜けており、最大の不安要因となっている。次に「遺伝子組換え食品」46.4%(335)があげられているのは、未知の技術に対する不安の大きさがうかがえる。
食品添加物については、菓子類の着色料を不安要因にあげている意見が多数あり、子供の将来に関して食品添加物の身体への影響に対する不安が大きいように思われる。

問9グラフ

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