イベントレポート“りぃぶる”語り合い広場「家族で! 地域で! みんなで取り組む防災講座 ~災害対策と避難所運営~」
講座・イベント情報
イベントレポート
講座名
“りぃぶる”語り合い広場「家族で! 地域で! みんなで取り組む防災講座~災害対策と避難所運営~ 」
講師
斉藤容子(さいとう ようこ)さん(人と防災未来センターリサーチフェロー /関西国際大学客員教授)
開催日時
令和8年9月26日(土)13:30~15:30
場所
“りぃぶる”会議室A
内容
近頃日本では各地で地震をはじめ、台風や豪雨、土砂崩れ、洪水、山火事など様々な災害に見舞われおり、地域での避難所運営などの取組みが重要になってきています。普段からのジェンダー視点や多様な視点を持ち、災害時に命と人権を守る行動につながることを地域で共有し広げていくことを目的に、今回は和歌山市の宮前地区の方を対象に防災講座を実施しました。
講師は、「日本では災害時は少しぐらい人権が無視されても、命が守れれば良い」と考える風潮があるが、『避難所では、命だけでなく、“人権”も守られなければならない』ということを強調されました。また、被災した人が尊厳ある生活を送る権利を守るための国際的な最低基準である「スフィア基準*」を写真や講師自身の被災地での経験を交え、具体的に説明されました。さらに、避難所運営は避難してきた人で自主的に行うこと、避難所は【地域の拠点】であるということについても話されました。そのため、避難所で寝泊まりしていない車中泊や在宅避難の人たちも利用できる場であり、食糧や物資、情報を得ることができる場所だということを忘れないでほしいとのことでした。
最後に、実際に避難所となるところで具体的な避難所運営を訓練しておくことが必要であると話されました。普段からの取組みが災害時に表れるため、利用者に我慢を強いることがないよう、多様な意見を取り入れることを意識した地域づくりが大切であるとまとめられました。
グループワークでは、地域ごとのグループに分かれて考えてもらい、避難所や自治体内での役割の確認など積極的に意見交換が行われました。
参加された方からは、「キッチンが大事なことが確認出来た。女性参加が大事。」「誰でもリーダーになれる地域づくりをしていきたいと強く思った。」「グループには3割女性を入れると多様な意見が出る。」「避難所運営の具体的な話で大変参考になりました。」などのお声をいただきました。気づきの多い、実りある講座でした。
*TKB+BLとは…T(トイレ:清潔で、夜も安全に使える。女性3:男性1の割合で設置)、K(キッチン:温かく、栄養のある食事)、B(ベッド:床から離れて眠る〔寒さ・血栓予防〕)+B(バス〔入浴〕:体を清潔に保ち、心も休める)、L(ランドリー:洗濯と人目を気にせず干せる場所)。BLは日本で取り入れられているもの。
斉藤容子 さん 講座 の様子




