イベントレポート“りぃぶる”語り合い広場「ドラマがもっと面白くなる!?ジェンダー視点でドラマを紐解く!!」

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イベントレポート

講座名

“りぃぶる”語り合い広場「ドラマがもっと面白くなる!?ジェンダー視点でドラマを紐解く!!」

講師

西村寿子(にしむら ひさこ)さん(NPO法人FCTメディア・リテラシー研究所所長)

開催日時

令和8年9月5日(土)13:30~15:30

場所

“りぃぶる”会議室A      

内容

 情報社会を生きる私たちに必要な“メディア・リテラシー”の力をジェンダーの視点から獲得し、自分らしい生き方に活かしてもらおうと講座を企画しました。

 講師は、ニュースに登場する男女比や役割について、世界的に昨年は、女性は全体の26%で、ニュースの中の役割は、専門家や組織を代表する人は男性が多く登場し、個人的な意見や一般的なことを発言する人は女性が多く登場するとし、人口の半分が女性であることを考えるとかなり偏りがあると紹介されました。続いて、メディアは、コミュニケーションを媒介するもので、全て人間の手を経て構成されたもので、その構成された情報が私たちの意識をつくると説明されました。メディア・リテラシーの定義を「市民が政治や経済等を考慮しながら、多角的に分析し、メディアに自分の意見を届け、多様な形態でコミュニケーションをつくりだす力や、その力の獲得への取組み」だと紹介されました。

 それを踏まえて、昨年春から地上波で放映されていたTVドラマ「対岸の家事~これが私の生きる道!~」を題材にグループごとに活発に話し合いました。

ドラマの中の登場人物像について、衣装やセリフ、映像技法、音声技法などに着目しながらグループごとに話し合った結果、「専業主婦は暖色系の服、キャリアウーマンは寒色系の服を着用し、それぞれの人物像を表しているのではないか」「会話する二人の身長差やカメラワークが、二人の力関係や社会的立場の違いを暗示しているのではないか」など多様な意見が発表されました。

 また、このドラマが背景としている日本のジェンダー状況について、法制度で女性の社会進出を支援する一方、税制や年金制度は“主婦”に有利になっており、女性を家庭や非正規雇用に誘導することになっている等、女性が社会で活躍できる環境はまだ十分ではないと指摘されました。

 参加された方々は、この講座のテーマに関心が高く熱心に聴講し、かつ、大変活発にワークに取組んでくださいました。また、「ドラマの主役、助演者だけでなく、制作側の見方も重要であることを認識出来た」「ドラマの見方、背景、曲、アップなどこれから参考にしてみたい」などのお声もいただき講座が好評だったことが伺えます。

 この講座が、世の中にあふれる情報を鵜吞みにすることなく、構成されたニュースやドラマなどを自分の価値観で捉え理解するきっかけとなれば幸いです。

       講師      講座の様子

             西村寿子  さん                  講座 の様子
 

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