イベントレポート（平成30年度シアターCafe“りぃぶる”）
講座・イベント情報
講座・イベントレポート
講座名
平成30年度シアターCafe“りぃぶる”
「ロング、ロングバケーション」鑑賞会
開催日時
平成30年12月2日（日） 13：30～16：00
場所
“りぃぶる”会議室Ａ
内容
映画という老若男女に親しみやすいアイテムを通して、男女の平等や男女共同参画の必要性に気づく機会に加え、今年は特に自分らしい生き方・老い方を考えることに重点を置くとともに、“りぃぶる”のＤＶＤやビデオ、図書の利用を促し、図書・交流スペース利用拡充につなげることを目的に「シアターCafé“りぃぶる”『ロング、ロングバケーション』鑑賞会」を実施しました。
この映画は、認知症の夫と末期ガンの妻が人生最後の旅に出る物語で、夫婦でどのような老後を過ごすかをテーマにした作品であったことに加え、人生100年時代と言われる昨今、親や自身の老い方について考える機会が多くなってきたこともあり、高い関心を集めたと思われます。
上映後約30分間、お茶とお菓子をセルフサービスでとってもらいながら、交流会を開催し、それぞれに映画の意見を出し合いました。交流会はリラックスした雰囲気のなか進み、「身につまされた。ひしひしと死を感じた。でも感動した。」「日本人にはなかなかないような夫婦の『愛』の形があった。」「自分の母もがんで亡くなっている。人間なのでこういった“死”という局面は誰にでも起こりうる。」また、夫婦で参加された方は「『死』について夫婦で話し合わなければと思った。」などの意見があり、夫婦のあり方や死について考える機会となりました。
パートナーと歩む『老い』・『死』という重いテーマであったにも関わらず、舞台としたアメリカの風景などが大変美しく、また夫婦の会話にユーモアが込められていたこともあり、深刻になりすぎずに観ることができたと感じます。参加者全員の方がアンケートを記入してくださり、それぞれに心に留まる思いが深まったのではないでしょうか。
上映会の様子 交流会の様子