学生時代の研究調査で山地災害の発生地域を訪れたことをきっかけに、故郷の和歌山に住む人々の命や財産を山地災害から守るため、県職員を志しました。
　森林の利用・保全や林業の振興、崩壊した山の復旧などの業務を担う林学職の仕事は、実際に森林の中で作業をすることも多く、和歌山の多様な森林環境に触れながらその整備等に携わることができます。また、現地で先輩や同僚と意見を交わしながら作業を進めるので、自身のレベルアップにもつながっているように感じます。
　山地災害が発生すれば、早急な復旧のために夜遅くまでの作業が続くこともありますが、復旧が完了して地元住民の方々に喜んでいただけることが何より嬉（うれ）しいです。
　まだ学ぶことも多いですが、どんな業務にも前向きに取り組み、森林や林業に携わる方々をはじめ、県民の皆さんの暮らしが豊かなものになるよう努めたいと思います。