県では、和歌山ゾーン以外においても、県内事業者の成長促進、販路拡大を目的に、ブース展示やステージ企画により、本県の魅力を国内外に発信しています。
地場産業の歴史・技術を発信
和歌山WEEK
「Wow!Wakayama!」〜未来へつなぐ、おどろきの国~をテーマに、和歌山が誇るものづくりや食などの魅力や技術を、展示や体験型ワークショップなどを通じて、国内外に発信しました。
和歌山WEEKの出展者に感想を聞きました!
紀州繊維工業協同組合 参事 福嶋 一倫さん(右) 万博イベント実行委員長 野上 雅史さん(左)
橋本市の地場産業として、パイル織物が有名ということはある程度知られていますが、実際の製品としてどのように使われているかは地元でもまだまだ知られていないように感じます。そのため、万博で国内外の多くの人に自分たちが作っているものを発信して高野口パイルのブランド力をもっと高めたい、という思いで和歌山WEEKに出展しました。
和歌山WEEKでは組合員の作った製品を実際に手に取ってもらい生地の手触りなど、その良さを多くの来場者に知ってもらうことができました。売り物ではない展示物に対しても「これも買いたいが売り物ではないのか」といった声をいただくなど、とても良いPRの場になったと思います。
今後は地元の若者への情報発信もさらに強化したいと考えており、10月には地元高野口でもイベントを企画しています。パイル織物が地元の誇りとして思ってもらえるように、産地の魅力をこれからも広く伝えていきたいと思います。

和歌山DAY
10月3日には「和歌山DAY」として、1日限りの特別プログラムを開催します。県内で活躍する方々や県ゆかりのアーティストによる、ミュージカルや合唱、演武など、ダイナミックなステージパフォーマンスを通して、和歌山の歴史や伝統文化を国内外に発信します。



開催日:10月3日(金) 会 場:EXPOホール「シャインハット」

(りら創造芸術高等学校、銀河の森きのくに子ども舞台芸術劇団)
● 高野山声明
● 和歌山児童合唱団による合唱
● フィナーレ
※県内の高校生や文化協会による作品展示や体験も行います
和歌山DAYの出演者に意気込みを聞きました!
和歌山児童合唱団 堤 詩衣さん
和歌山DAYでは、弘法大師空海をテーマにした楽曲や和歌山のわらべ歌など、和歌山の素晴らしい歴史や文化を、舞台上だけでなく客席など会場全体を使ったシアターピースという形で演奏します。演奏では空海が伝えた真言密教や声明とキリスト教が伝えたラテン語の言葉を融合し、世界平和を願う歌声を表現したいと思います。またシアターピースにより、会場のあらゆる場所から歌声が聞こえてくることで作り出される立体的な歌の響きにも注目してほしいです。
演奏は無伴奏のアカペラで行われるため、個人の力量がより問われる点が難しいのですが、絆(きずな)を深め一体感を感じてもらえる歌声を届けたいです。
万博のメインホールである「シャインハット」での演奏は、国内外に和歌山の魅力を伝える貴重な機会であり、自分たちにとっても一生の思い出になると思います。一瞬一瞬を大切にしながら、一人ひとりが心を込めて歌いたいと思います。

各地域の魅力を発信
関西パビリオンに隣接する多目的エリアでは、各振興局と市町村が連携し、地域の歴史文化を伝えるステージや地場産業の体験会を実施し、それぞれの地域の魅力を来場者に届けました。
県では、このような取組を継続し、地域コンテンツや地域資源の創出につなげ、各地域への誘客が促進されることをめざしています。
5月6日~18日に出展した各エリアの様子

みかん畑を万博会場に再現

地場産業の製造体験

炭琴の演奏発表

根来の子守唄を発信
東牟婁、日高、伊都の各エリアが9月10日から15日まで引き続き多彩な催しを開催し、それぞれの地域の魅力を余すことなくお伝えします。

北山村の筏下りVR体験など

和食の源流を体感できる展示や試飲・試食など

真田甲冑(かっちゅう)隊によるパフォーマンス・紙漉(す)き体験など