
皆さんは、自分の暮らす地域のどんなところに魅力を感じていますか?地域の持続的発展には、住民や行政をはじめ、さまざまな人の力を掛け合わせて、「暮らしたい」「訪れたい」と思えるようなより魅力ある地域づくりを行っていくことが必要です。
地域の魅力の向上は、移住者や関係人口(※)を呼び込むきっかけになり、さらなる地域の活性につながることも期待できます。
県では、地域の魅力を高めるための取組を支援し、地域の活力向上を図っています。

地域づくりには、その地域の課題を的確に把握している住民自身の参加が不可欠です。県では、地域の個性を生かして課題を解決し、魅力ある地域をつくるための自主的、主体的な取組を支援しています。
“過疎集落支援総合対策”
今年度から先進地視察や事前調査などの事業立ち上げに向けた取組も支援対象に追加し、内容を拡充しました。
【事業主体】住民団体、NPO、市町村など
【補助額】定額または対象経費の1/2(上限あり)
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空間創出プロジェクト
県では、まちづくりの機運を醸成するセミナーの開催や、専門的な立場から助言を行うアドバイザーの派遣を通して、官民連携のまちづくりを進め、賑わい創出を支援しています。

「交流センター太田の郷」
「太田の郷」は地域活性化のために住民が主体となって立ち上げた地域の交流拠点です。体験プログラムの実施や地元産品のブランド化、就農者支援、移住相談など、多岐にわたる活動が展開されており、地域の魅力を発信する場となっています。

石田 一 さん
地域の課題だった食文化の承継や高齢住民の生きがいづくりに取り組むほか、「この地域のファンを増やしたい」という思いで移住や就農希望者、学生など地域外の人の受け入れも積極的に行っています。最初は住民有志でのスタートでしたが、地域おこし協力隊やさまざまな団体、そして郷を訪れた人が支援者となって関わってくれるようになり、多くのつながりが生まれたことで、新たな魅力やアイデアを発見・発信し続けることができています。

賑わいづくり
紀の川市では、空き家など既存の資源を活用して地域の活力向上を図る官民連携の取組が進んでいます。民間事業者が中心となってまちづくりの事業を推進し、行政がそれをサポートするという連携体制によって、地域に新たな価値を創造しています。

エンジョイワークス
和田 拓将 さん
当社では、遊休不動産の利活用に取り組んできたこれまでの経験を生かし、市と連携してJR粉河駅周辺の空き家等を活用した地域の賑わいづくりを進めています。私たちは、住民の方の参画を大切にしており、昨年は住民の方とともに閉業した旅館をカフェや宿泊設備等を備えた複合施設にリニューアルし、地域内外の人が集まり交流できる場をつくりました。今後も多くの方を巻き込みながら、エリア全体の活性化を進めていきたいです。
この他にも、より主体的・創造的な地域づくりのため、新たな視点をもたらす地域外の人材との連携や、民間団体の支援に取り組んでいます。
学生を受け入れたい団体等募集中!
和歌山県協議会
次回開催:2月6日(木)(予定)
入会団体募集中!