精神障害者の方々と一緒により良い社会と環境を作っていきたいと考え、精神保健福祉士をめざしました。
　現在は、退院支援などの病棟業務やギャンブル等依存症の治療体制に関する業務を担当しています。病棟業務では、入院中の患者さんやご家族の意向を確認し、その人らしい生活を送ることができるよう当事者と一緒に考え、地域の支援者と連携します。また、ギャンブル等依存症については、受診しやすい環境づくりや研修会の開催などを通じて、より良い治療体制の構築をめざしています。
　人生の一部に関わる仕事には正解がありません。本当にこれでいいのかと自問自答する日々ですが、退院された方々がいきいきと生活し自分らしさを取り戻されている姿を見ると、諦めずに一緒に頑張ってきてよかったと感じます。
　「だれのための支援なのか？」「ただ一人として同じ人はいない」ということを忘れず、誰もが住みやすい和歌山県をめざして頑張りたいと思います。