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掲載内容



空港・港湾の機能強化

南紀白浜空港の写真

南紀白浜空港

 県が推進するワーケーションや民間ロケット発射場建設によるビジネス客や観光客の増加を受けて、令和4年には南紀白浜空港の利用者数が初めて20万人を超え、10年前の約2倍に達しました。国際線ターミナルの整備など機能強化を図るとともに、定期便の増便など利便性向上に向けて取り組んでいます。

国際線ターミナルの整備

 航空ネットワークの拡充と、国際線受入機能の強化を図るため、新ターミナルを整備し、令和4年12月から旅客の受入が可能になりました。現在、開業に向けての準備が進んでいます。
  新ターミナルは、飛行機の利用者だけでなく、コンシェルジュの設置、物販施設の充実を図ることで、地域の交流拠点をめざします。

国際線新ターミナル写真

4往復8便化への取組

 コロナ禍からの航空需要の回復・拡大を見据え、航空旅客の利便性向上を図るため、南紀白浜空港と羽田空港間を1日3往復6便で運航している定期便の4往復8便化の実現をめざしています。県内での観光・ビジネス需要の喚起、首都圏等からの誘客促進を推進します。

臨時便運航記念を祝う写真 臨時便運航記念式典(令和5年2月)

日越外交関係樹立50周年

南紀白浜空港国際チャーター便誘致

 県では、今年度、ベトナムより南紀白浜空港にチャーター便を誘致し、空港の活性化を図るとともに、青少年交流等を通じたベトナムとの関係強化を図ります。

ベトナムチャーター便の飛行機の写真
ダイアモンド・プリンセス号の写真

クルーズ客船誘致に向けて

 クルーズ客船の寄港は、観光振興や地域の活性化につながるものと期待されています。
 県では、平成29年に設立した「和歌山県クルーズ振興協議会」を通じて、関係団体とともに、国内外の見本市への出展や船社へのセールスなどの誘致活動を行ってきました。
  新型コロナウイルス感染症の影響により、令和元年8月以降、国際クルーズの寄港が途絶えていましたが、地元自治体や関係機関と連携し、独自の受入マニュアル策定など水際対策の実施や継続した誘致活動により、令和5年3月、ダイヤモンド・プリンセス号の寄港に至りました。
  ポストコロナや大阪・関西万博を見据え、インバウンド旅行需要の取込をめざすとともに、県内港湾へのクルーズ客船寄港誘致活動を進めていきます。

クルーズ見本市で展示をしている様子 クルーズ見本市出展(スペイン) 円になって船社のセールス活動をしている様子 船社へのセールス活動(スペイン)

RORO(ローロー)船の就航

 トラックドライバー不足やCO2削減などの課題解決に資する輸送手段として期待されるRORO船が、令和4年10月、和歌山下津港に定期航路として初就航しました。今後もRORO船の利用促進を図るとともに、新規航路の実現に向けた誘致活動を進めていきます。

ローロー船の写真

RORO船とは

ローロー船の航路地図

※Roll on(ロールオン)・Roll off(ロールオフ)船の略称で、貨物を積んだトラックやシャーシ(貨物車両)ごと輸送する貨物船です。トラックなどによる陸上輸送よりもCO2等の排出を抑え、長時間・長距離輸送といったドライバーの負担軽減につながる輸送手段として期待されています。


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