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掲載内容



和歌山ワーケーションがめざすところ
ワーケーションの効果
 ワーケーションは、取り組む企業はもちろん、受け入れる地域にとってもさまざまな効果が生まれます。
 企業にとっては、非日常的な環境で仕事を行うことで、社員の心身の健康を保ち、生産性を高め、より良いワーク&ライフスタイルを実践することができます。
 一方で、地域にとっては、交流人口の増加により、さまざまな経済効果を期待することができ、地域の活性化にも繋がっていきます。
企 業
非日常的な環境下での創造力喚起
新しい形での社員研修・開発合宿
社員のモチベーション向上
働き方改革
地 域
観光振興の手段
来県者の消費活動
ワーケーションサポートビジネスの発生
企業誘致や移住定住への手がかり

 県では、ワーケーションを「価値創造ツール」として捉え、企業に対して、普段と異なる環境での活動を通したイノベーション創出の機会を提供できるように取組を進めています。ワーケーションを実践することによって、一人ひとりが自分自身と向き合い、新たな自分と出会う場にもなります。
 地域側にとっても、企業との交流を通じてさまざまな知見や視点を得ることで、地域課題の解決やビジネスチャンスが生まれることが期待できます。
地域と企業が握手をしている図
それぞれの課題解決に
向けた相乗効果
梅収穫ワーケーション 梅農家にて梅収穫ワーケーションを行っている人たちの画像 梅農家での収穫作業を通じて、人手不足の解消や、関係人口の拡大を図ります。
ワークショップ 地域課題の解決を探っている人たちの画像 地元企業との意見交換を通じて、地域課題の解決策を探ります。
インタビュー
中早 大輔さんの画像
なかはや果樹園
代表 中早 大輔さん
梅収穫ワーケーション受入農家
 参加者は、忙しい農家を少しでも助けたいという気持ちで一生懸命手伝ってくれました。それぞれの考えや地域貢献への思いに触れることで、刺激を受けました。
 梅収穫ワーケーションは、ただ人手不足を補ってもらうだけでなく、参加者と繋がり、新たな人脈を作る機会にもなります。地域を客観的に見ることができる参加者から意見を得ることはとても大事で、事業や地域の発展に繋がると考えています。地域側として、ワーケーションにもっと協力できる仕組みを整え、相互にWin-Winな関係を築いていきます。

インタビュー
鶴井 直之さんの画像
株式会社リコー
働き方変革推進担当
鶴井 直之さん
和歌山ワーケーション参加企業
 自然を実際に肌で感じたり、地域の方々と交流する経験は、リモートで得られるものではなく、当初の期待を上回るものでした。地域ならではの課題や可能性を一緒に考えることも、新たな価値創造につながると感じました。
 普段の職場と異なる場所での出会いや体験が企業の価値向上と社員の自己成長に繋がる、それがワーケーションの価値だと思います。コロナ禍で人との出会いや交流が減ってしまった今こそ、たくさんの人にワーケーションを実践してほしいです。


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