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掲載内容

新技術を活用
木材生産の効率化・省力化を図るため、高性能林業機械やICTの導入を支援し、「スマート林業」を推進しています。

レーザ測量器
現場の地形や木の配置などをレーザスキャンで取得し、データ処理することで調査・管理業務を効率化



大型ドローン
植林用の苗木や林業資材を運搬し、安全・効率的に植林
油圧式集材機・架線式グラップル

遠隔操作で木材をつかんで架線運搬し、急傾斜地でも安全・迅速に集材


航空レーザ地形データ
航空レーザで取得した地形データと路網設計支援ソフトで効果的に林道設計・整備


高性能林業機械
立木の伐採、枝払い、丸太への切り分け、集積作業を1台でこなす自走式機械で伐採・造材を効率化

流通・販売体制を強化
● 丸太の価値を向上
紀州材の強度に優れた特徴に着目し、原木強度の測定と客観的な強度指標の表示により、丸太の付加価値の向上を図っています。

スギ(E90以上)

ヒノキ(E110以上)
紀州材の大半は、日本建築学会が定める強度値(スギ:E70、ヒノキ:E90)を超える強度を持っています。

● 円滑な商談を促進
需要と供給のミスマッチを解消し、円滑な商談を促進するためのシステムを整備しています(令和5年度運用開始予定)。

● 県外向け販路拡大
紀州材を扱う県外工務店を基準により「わかやま紀州材利用推進店」に認定し、紀州材使用量に応じて上限額100万円(最大3年間)を支援しています。
※支援の要件
・県内製材所と紀州材利用協定締結
・紀州材による建築棟数を年間5棟以上
・ウェブサイトや内覧会で紀州材をPRなど
県ウェブサイトでも掲載
紀州材の利用を推進
● 公共施設等
県では、木材利用方針により、低層(4階未満で床面積3,000平方メートル以下など)の建築物は原則として木造化を図るなど、紀州材の利用を推進しています。また、木製品の普及や木造建築を専門とする建築士の養成にも取り組んでいます。

紀州材のおもちゃ

南紀・はまゆう総合支援学校校舎

紀北工業高校生徒ホール