ワカヤマソウリュウ(和歌山滄竜)について

有田川町産出のモササウルス類が新属・新種として記載されました!

 平成18年に有田川町で発見されたモササウルス類が、メガプテリギウス・ワカヤマエンシス(Megapterygius wakayamaensis)として新属・新種記載されました。また、県民の皆様に親しみをもっていただくため、通称を「ワカヤマソウリュウ(和歌山滄竜)」といたします。ワカヤマソウリュウは、尾部を除くほぼ全身が保存されており、モササウルス類としてはアジア初の全身骨格化石となる、世界的にも貴重な標本となっております。

 今回の研究によって、異様に大きな脚ヒレ両眼視できる前向きの眼(モササウルス類では2例目)背ビレの存在の可能性を示す(モササウルス類では世界初)骨格など、これまでの学説を覆す多くの発見がありました。このことは、モササウルス類の多様性の高さを示すものであり、モササウルス類研究を大きく進展させる重要なものであります。

ワカヤマソウリュウ

ワカヤマソウリュウ(和歌山滄竜)について

 新属・新種としての記載に併せ、12月13日に記者発表を行いました。

 ワカヤマソウリュウ(和歌山滄竜) の詳しい内容については、こちらをご覧ください。

 2023.12.13_記者発表_有田川町産出のモササウルス類は新属新種!! -これまでの学説を覆す新たな発見-

 

その他

  • 化石発見の経緯はこちら
 モササウルス発掘プロジェクト-発見の経緯-(外部リンク)

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