

会期中の主な動き
■議長及び副議長の選挙…6月3日
■委員及び正副委員長の選出 (常任委員会、予算特別委員会及び議会運営委員会)…6月3日
■関西広域連合議会議員の選挙…6月3日
■特別委員会の開催(人権・少子高齢化問題等対策特別委員会)…6月13日
(防災・国土強靭化対策特別委員会)…6月14日
6月10日(金)
濱口 太史
川畑 哲哉 秋月 史成 奥村 規子 |
6月13日(月)
玄素 彰人
岩井 弘次 鈴木 德久 杉山 俊雄 |
6月14日(火)
山家 敏宏
中西 徹 楠本 文郎 片桐 章浩 |
6月15日(水)
森 礼子
谷口 和樹 林 隆一 谷 洋一 |
議決結果・意見書等
項目 | 件数 | 概要 | 結果 |
---|---|---|---|
予算案件 (知事提出) |
1件 | 令和4年度和歌山県一般会計補正予算 | 可決 |
条例案件 ( 〃 ) |
6件 | 和歌山県税条例の一部を改正する条例 等 | 可決 |
人事案件 ( 〃 ) |
3件 | 和歌山県監査委員の選任につき同意を求めるについて 等 | 同意 |
その他案件 ( 〃 ) |
7件 | 令和4年度建設事業施行に伴う市町村負担金について 等 | 可決 |
知事専決処分報告( 〃 ) | 1件 | 訴訟の提起について | 承認 |
意見書 | 8件 | 緊急事態に関する国会審議を求める意見書 | 可決 |
地方における鉄道ネットワークの維持を求める意見書 | |||
国民健康保険等の第三者行為求償事務の充実・強化を求める意見書 | |||
地方財政の充実・強化に関する意見書 | |||
地方公共団体情報システムの標準化に向けての意見書 | |||
環境教育の推進及びカーボンニュートラル達成に向けた学校施設のZEB化のさらなる推進を求める意見書 | |||
コロナ危機と物価高騰から暮らしと営業を守る緊急経済対策を求める意見書 | 否決 | ||
学校給食の無償化を求める意見書 |
主な質問とこれに対する知事や関係当局の答弁は、次のとおりです。(要約)
子育て支援 | |
問 |
新型コロナウイルス感染拡大やロシアのウクライナ侵攻による食材の高騰に対し、子供食堂の運営に関して県はどう支援するのか。 |
答 |
県では、子供食堂に対して食材を提供してもらえる企業や社会福祉協議会等と、子供食堂との連携を強化するためネットワークを形成し、支援体制を構築します。また、子供食堂の運営者に対し県の取組を情報提供するとともに、多くの方に子供食堂の活動へ参画してもらえるよう、県民の友等あらゆる機会を通じて周知します。 |
ヤングケアラーへの支援 | |
問 |
定時制高校をはじめとする教育現場における県教育委員会の今後の取組はどうか。 |
答 |
教職員がヤングケアラーの認識を深められるよう、研修等を充実させます。また、全ての児童生徒を対象としたアンケートに、ヤングケアラーに関する質問を加えることで、児童生徒自身がヤングケアラーについての認識を深めることができるとともに、学校ごとの状況把握が進みます。その上で、定時制高校については、状況をより詳細に把握して、必要な対応や支援を考えていきます。 |
学習到達度調査 | |
問 |
全国学力・学習状況調査や県学習到達度調査を中止してはどうか。 |
答 |
これまでも全国学力・学習状況調査や県学習到達度調査の結果から、課題を分析し改善に取り組んでいます。今年度より、学習内容の定着状況をきめ細かく把握していくためにも、中学生の県の調査を年2回実施します。一方で、一部業務の委託により教員の負担軽減を図っています。 全国や県の調査は、子供たちの学びを確かなものにする上で重要であることから、引き続き実施していきます。 |
和歌山IR | |
問 |
二元代表制の一翼を担う県議会が、IRの議案を否決した事実について、知事の認識はどうか。 |
答 |
県当局と議会が車の両輪となって県政を進めなければならないと考えます。 この二元代表制の下で、互いの機能と役割を尊重し、切磋琢磨しながら県政を推進しており、IR議案の否決は、法律に定める民主的手続によって決定されたものです。 |
10周年を迎えるインド・マハラシュトラ州との交流 | |
問 |
インド・マハラシュトラ州への県観光や県産品のPRなど今後の取組はどうか。 |
答 |
インド・マハラシュトラ州は大変経済力のある州で、観光や経済をはじめ様々な分野で交流を進めていくことは、本県にとって重要です。また、本県への理解をより一層深めてもらうため、覚書締結10周年を契機に現地語での観光情報や県産品PRに取り組むなど、情報発信力を強化します。 |
おもてなしトイレ大作戦の徹底 | |
問 |
おもてなしトイレを「女性目線の快適トイレ大作戦」にバージョンアップしてはどうか。 |
答 |
トイレがきれいというのは地域の力の一つ、あるいは、重要なインフラと言えます。これによって観光に来る人も増え、その好感度が移住や立地にもつながり、また、市民の文化・スポーツ・レジャー活動にもプラスになります。 今後も市町村に対して、誰もが気持ちよく使用できるトイレの整備について、積極的に働きかけていきます。 |
新型コロナウイルスの感染状況を踏まえた観光戦略 | |
問 |
国内外からの誘客に対する知事の意気込みはどうか。 |
答 |
新型コロナウイルス感染症の影響で観光産業は大きなダメージを受けましたが、観光産業を支援する「わかやまリフレッシュプランS」のほか、訪日外国人観光客の受入れ再開を受け、海外現地におけるプロモーションの取組を進めています。 また、令和5年「弘法大師空海御誕生1250年」、令和6年「世界遺産登録20周年」、令和7年「大阪・関西万博」の期間をダイヤモンドイヤーとして、コロナ禍からの反転攻勢を目指します。特に令和7年の「大阪・関西万博」に向けて、和歌山へ呼び込む仕掛けをつくり、誘客活動に取り組んでいきます。 ![]() |
新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金 | |
問 |
今後の事業者支援について、交付金の活用も含めどのように取り組むか。 |
答 |
新型コロナウイルス感染症の感染状況や、原油・原材料価格高騰の影響など、経済の先行きは不透明ですが、産業別担当者制度等を通じて様々な業種の動向を把握するとともに、当該交付金も活用しながら、必要な支援策を機動的に実施していきます。 |
中小企業者への支援 | |
問 |
時短協力金給付事業者が第Ⅳ期の飲食・宿泊・サービス業等支援金の対象から除外されているのはなぜか。 |
答 |
![]() |
大阪・関西万博に向けての観光客誘客 | |
問 |
県は、大阪・関西万博に向け、クルーズ船や空飛ぶクルマの誘致をどう考えているのか。 |
答 |
クルーズ船誘致は、これまでも国内外へのプロモーション活動に取り組んでおり、万博と本県への寄港をセットとした周遊プランの提案を行うなど万博開催の2025年を見据えて計画的に取り組んでいきます。 次に、空飛ぶクルマは、技術的課題や法整備等の高いハードルがありますが、万博開催期間中の本県への運航実現に向けて関係機関等との協議を進めていきます。 |
和歌山南陵高校の運営問題 | |
問 |
和歌山南陵高校における学校法人の運営全般の在り方について、県はどう考えるのか。 |
答 |
学校法人南陵学園の経営悪化に起因した諸問題は、生徒の修学に悪影響を及ぼしかねないと考えています。今後も、文部科学省の助言を受けながら、学校法人所轄庁の静岡県と連携を密にし、学校法人南陵学園に対し、生徒の適正な学習環境の確保と健全な育成の場を守るよう強く求めていきます。 また、就学支援金等については、現地調査等を行い、今後も適正に執行されているかを確認していきます。 |
鳥獣害対策について | |
問 |
イノシシ等の半減や農作物被害の30パーセント低減を目標にした第二種特定鳥獣管理計画の達成に向けた新たな取組をどう考えているのか。 |
答 |
狩猟者確保のための様々な研修や、現場での実践的な個別指導を実施しています。また![]() |
農業者への支援 | |
問 |
肥料価格高騰の影響を受ける農業者に対して支援すべきと考えるがどうか。 |
答 |
今般の肥料価格の高騰は先が見通せず、農業生産に及ぼす影響について危機感を持っています。国では、調達国の変更による輸送費の増加などに対する支援や、価格高騰への対策構築について検討を進めています。 今後、新たな対策が打ち出された際に迅速に対応できるよう、引き続き国の動向を注視していきます。 |
林業振興 | |
問 |
県は、林業の振興にどう取り組み、今後どうしていくのか。 |
答 |
県では、これまで「森林・林業総合戦略」に取り組み、素材生産量は順調に増大し、目![]() 今後5年間で新規就業者を275人確保し、素材生産量を現状より9万立方メートル増の35万立方メートルにするという「森林・林業〝新〟総合戦略」の目標達成に向け、スマート林業をはじめ、素材の生産から流通、加工、販売、担い手の確保・育成における取組を強化・充実します。 |
洋上風力発電 | |
問 |
洋上風力発電を積極的に導入すべきと考えるがどうか。 |
答 |
用語解説
カーボンニュートラル
二酸化炭素をはじめとする温室効果ガスの排出量から、森林などによる吸収量を差し引いて、全体として排出ゼロを達成する取組 一方、本県の海域は、過酷な気象・海象条件にあり、南海トラフ地震や津波なども危惧されます。また、海岸線に自然公園や世界遺産が存在するほか、海運上の重要地点でもあります。 本県沖の立地に関しては、多くの事項について、うまく調整していく必要があると考えています。 |
4期16年の県政運営 | |
問 |
知事は4期16年の実績を踏まえ、次の知事選挙に5期目を目指して出馬し、引き続き県政を担う意思があるのか。 |
答 |
いろいろな意見や動きがあることは承知しています。私としてはこのような状況下、悩み抜いた結果、多選は好ましくないこと、県政界における次のリーダーを巡る対立や個人的な理由から、知事としての勤めは今任期限りにしたいという希望を表明します。 これまで私をサポートしていただいた全ての県民の方々に深く感謝するとともに、すばらしい方により、新たな県政が進められることを望みます。 |