令和5年和歌山県地価調査

・県全体の平均変動率は、住宅地は平成3年から33年連続、商業地は平成4年から32年連続の下落である。

・平均変動率の下落率が住宅地・商業地とも2年連続で縮小した。

・価格上昇地点は、住宅地は昨年の10地点から21地点に増加し、商業地は昨年の6地点から10地点に増加した。

・価格上昇地点があるのは、住宅地で11年連続、商業地は2年連続である。

・和歌山市の商業地の平均変動率は0.3%で4年ぶりに上昇した。

1 全体

[調査地点数:213(うち林地、選定替え地点を除く全用途継続地点数:201)]

・全用途の平均変動率は△0.7%で、平成3年から33年連続の下落である。

・下落率は、本年は昨年の△1.1%から2年連続で縮小した。

・前年からの継続地点201地点のうち、価格が上昇した地点は33地点、横ばいの地点は22地点、下落した地点は146地点となっている。

2 用途別

(1)住宅地

・平均変動率は△0.8%で、平成3年から33年連続の下落である。

・下落率は、本年は昨年の△1.1%から縮小した。下落率の縮小は2年連続である。

・価格上昇地点は、21地点(和歌山市12、田辺市2、岩出市3、印南町1、上富田町1、串本町2)で、価格上昇地点があるのは11年連続である。

・価格上昇地点は、和歌山市の利便性に優れた地点や居住環境の良好な地点、津波被害が懸念される紀中・紀南地方の高台の地点である。

・価格横ばい地点は、11地点(和歌山市3、橋本市2、有田市1、田辺市3、日高町1、みなべ町1)である。

(2)商業地

・ 平均変動率は△0.5%で、平成4年から32年連続の下落である。

・下落率は、本年は昨年の△0.9%から縮小した。下落率の縮小は2年連続である。

・価格上昇地点は、10地点(和歌山市9、田辺市1)で、価格上昇地点があるのは2年連続である。

・価格上昇地点は、JR和歌山駅、南海和歌山市駅周辺及び和歌山市中心部の商業地域で需要が安定している地点。

・価格横ばい地点は、8地点(和歌山市4、海南市1、田辺市2、白浜町1)である。

・和歌山市の平均変動率は、本年は0.3%で、昨年の△0. 1%から4年ぶりに上昇に転じた。

(3)工業地

・ 平均変動率は△0.2%であり、昨年の△0.9%より下落率が縮小した。下落率の縮小は3年連続である。

(4)参考(平均変動率の順位)

・ 都道府県別の本県の全国順位(変動率が高い順)は、住宅地が35位(昨年38位)、商業地が32位(昨年32位 )である。

・ 近畿地方(2府4県)の中では、住宅地は同率5位(昨年6位)、商業地は6位(昨年6位)である。

地価調査資料

〇令和5年和歌山県地価調査の基準地の標準価格等

その他資料

平成25年から付近案内図を廃止しました。個々の基準地の位置情報については、国土交通省の標準地・基準地検索システム(外部リンク)(全国)(外部リンク)、または和歌山県地理情報システム(外部リンク)内の地価調査・地価公示調査地点地図(外部リンク)で確認できます。

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