特集2
日本遺産認定10周年 「鯨とともに生きる」
今年は、捕鯨が育んだ伝統・文化を今に伝える物語「鯨とともに生きる」が日本遺産の認定を受けて10周年となります。本特集では、この節目に改めて、熊野灘沿岸の市町に脈々と受け継がれてきた鯨と人との共生の歴史や、その豊かな魅力を紹介します。
- 問い合わせ
- 東牟婁振興局地域づくり課
(熊野灘捕鯨文化継承協議会) - 電話
- 0735-21-9649
- ファックス
- 0735-21-9640
日本遺産とは
地域の歴史的魅力や特色を通じて、日本の伝統・文化を語る「ストーリー」を日本遺産として文化庁が認定する制度。 地域振興につなげることを目的に平成27年に創設されました。
受け継がれる鯨と人の物語
新宮市・那智勝浦町・太地町・串本町は、古くから組織的な捕鯨「古式捕鯨」で栄えた地域です。鯨は単なる食材ではなく、余すことなく活用され、地域の経済や信仰、食文化を支える特別な存在でした。現在も、勇壮な「鯨踊」や伝統の鯨料理、捕鯨の歴史を物語る史跡が大切に受け継がれています。
主な構成文化財
新宮市
1 三輪崎の鯨踊
浜で踊った大漁祝いが起源と伝えられています
那智勝浦町
2 鹽竈神社のせみ祭り
鯨にまつわる祭りとして行われる例祭
太地町
3 燈明崎 山見台跡
熊野灘を見渡せる場所に設けられた山見台跡で、ここから沖合の鯨を探しました
古式捕鯨にとって最も重要な施設です
串本町
4 河内祭の御船行事
装飾された鯨船が地域の誇りを伝えます
10周年記念行事
日本遺産認定10周年を記念して関連行事も開催しています。スタンプラリーやウォークイベント、公開セミナーなどを開催予定ですので、今に受け継がれる鯨と人の文化の息吹をぜひ現地で体感してください。