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掲載内容



人権連載 こころの気づき

外国人への無意識の偏見や思い込みについて考える
-多文化共生社会をめざして-
問い合わせ:国際課 電話073‐441‐2057 ファックス073‐433‐1192
 皆さんは、電車やバスの中で空いている席があったとき、隣の席の人が外国人だったらどうしますか。日本にいる外国人の中には、「混雑した車内でも、なぜか自分の隣だけ誰も座らない」という経験をしたことのある方が多くいます。
 現在、和歌山県には約1万人の外国人が暮らしています。その中には、日本の生活に慣れていない人もいます。そして、日本の挨拶の仕方が分からないことで周囲から不愛想だと思われている人や、「○○人だから××だ」と決めつけられて傷ついている人がいるかもしれません。
 世界には、サッカーが不得意なブラジル人、恥ずかしがり屋のインド人、お寿司が苦手な日本人等、さまざまな人がいます。自分の中の偏見や思い込みには気が付きにくいものですが、一度立ち止まって考え、人種や国籍にとらわれず、その人自身を理解するよう努めることも大切です。

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