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掲載内容





STOP!職場のハラスメント

上司・同僚・部下や取引先など、仕事をしていく中で関わる人たちがお互いに尊重し合い、ハラスメントのない職場づくりを進めましょう。ハラスメントの対策をとることは、社員を守ることと同時に、職場環境の改善につながります。

セクシュアルハラスメント セクシュアルハラスメントのイラスト

職場において、意に反する性的な言動が行われ、拒否したことで不利益を受けたり、職場の環境が不快になったりすること

性的な冗談やからかい
食事やデートへの執拗(しつよう)な誘い
身体への不必要な接触

  • 性的な関係を要求したが拒否された
    ため解雇した など
  • パワーハラスメント

    職場において、職務上の地位や人間関係等の職場内での優越的な関係を背景に、業務の適正な範囲を超えて、精神的・身体的苦痛を与えられたり、職場環境を悪化させられたりすること

    パワーハラスメントのイラスト

    ※受け止め方によって不満に感じる指示や指導等があっても
    「業務の適正な範囲」であれば該当しません。

    暴行・傷害等の身体的な攻撃
    侮辱・暴言等の精神的な攻撃
    無視等の人間関係からの切り離し
    業務上明らかに不要なことや遂行不可能なことの強制
    仕事を与えないこと
    私的なことに過度に立ち入ること など

    妊娠・出産・育児休業・介護休業等に
    関するハラスメント
    妊娠・出産・育児休業・介護休業等に関するハラスメントのイラスト

    妊娠・出産したこと、育児や介護のための制度を利用したこと等に関して、上司・同僚が就業環境を害する言動を行うこと

  • 産前休業の取得を相談したら
    「休みを取るなら辞めてもらう」といわれた
  • 「男性の育児休業取得は迷惑だ」といわれた
  • 妊娠を報告したら「他の人を雇うので
    早めに辞めてもらうしかない」といわれた など
  • 〇〇
    上記3つのハラスメントは、法律により防止措置を
    講じることが事業主に義務付けられています。

    ハラスメントの防止のために事業主が講ずべき措置はこちら
    〇〇

    カスタマーハラスメント

    顧客等からのクレーム・言動のうち、「過大な要求や不当な言いがかりなど、主張内容に問題があるもの」または、「主張する内容には正当性があるが、暴力や暴言など、主張方法に問題があるもの」

    カスタマーハラスメントのイラスト

    言いがかりによる金銭の要求
    契約内容を超えた過剰な要求
    土下座の要求
    繰り返される執拗な言動
    居座りや監禁
    従業員個人への攻撃や要求 など

    就活ハラスメント 就活ハラスメントのイラスト

    就職活動中やインターンシップの学生等に対するセクシュアルハラスメントやパワーハラスメントのこと

    性的な冗談やからかい
    インターンシップの学生を食事等に執拗に誘う

  • 面接の場で学生に対し、高圧的な態度で人格を
    否定するような暴言を吐き精神的に追い詰める など
  • ハラスメントで困ったとき

    はっきりと意思を伝えましょう

     ハラスメントは、受け流しているだけでは状況は改善されないといわれています。黙って我慢していると事態をさらに悪化させてしまうことがあります。


    いつどんなことをされたのか記録する

     記録することが後々の事実確認等に有効です。


    会社等の窓口に相談しましょう

     ハラスメントは個人の問題ではなく会社の問題です。会社の相談窓口や信頼できる上司に相談しましょう。


    外部の機関に相談しましょう

     社内で解決できない場合は、ひとりで悩まずに県や労働局等の外部の機関に相談しましょう。


    ハラスメントに気づいたら

     見て見ぬふりをせず、相談窓口等に相談しましょう。


    ハラスメントで悩んでいる方の不安や
    苦労を和らげるための情報はこちら
     県相談窓口
    職場のハラスメント全般
    労働相談室 電話073-436-0735
    労働委員会 電話073-441-3781
          ファックス073-423-3012
    セクシュアルハラスメント
    ジェンダー平等推進センター“りぃぶる”
    電話073-435-5246
    ファックス073-435-5247

     労働局相談窓口(職場のハラスメント全般)
    労働局 電話073-488-1020
        ファックス073-475-0114
    和歌山 電話073-407-2203
        ファックス073-475-0116
    御 坊 電話0738-22-3571
        ファックス0738-22-3707
    橋 本 電話0736-32-1190
        ファックス0736-32-2325
    田 辺 電話0739-22-4694
        ファックス0739-22-3342
    新 宮 電話0735-22-5295
        ファックス0735-22-6766

    ハラスメントのない職場づくりを推進

     県内の企業・団体では、さまざまなハラスメントの防止対策が進められています。
     県においても、企業・団体を対象とした人権研修の実施や企業等が自主的に開催する研修会に講師を派遣するなど、ハラスメントのない職場づくりを支援しています。

    JAグループ和歌山

     県内JAグループに所属する幅広い年代の職員を対象にさまざまな研修を実施しており、その一部に人権やハラスメントの研修も開催しています。また、相談・通報窓口を組合の内部だけでなく外部にも設置し、相談しやすい環境を整備するなど、ハラスメントの防止対策に取り組んでいます。

    JAグループの職員の人権研修の写真
    株式会社オークワ

     当社では、ハラスメントを許さない旨を方針として掲げ、研修の実施や社内相談窓口の設置により対策を行っています。また、カスタマーハラスメントについても、対応マニュアルを作成し対策を進めているところです。今後もハラスメントから従業員を守るため、あらゆる対策を実施していきます。

    株式会社オークワの人権研修の写真

    企業・団体と協働した人権尊重の社会づくり
    ~わかやま人権パートナーシップ推進事業~
    和歌山県人権尊重ロゴの画像

     県では、すべての人の人権が尊重される豊かな社会の実現をめざして、企業・団体の皆さんと「和歌山県人権尊重の社会づくり協定」を締結し、協働して人権尊重の社会づくりに取り組んでいます。
    ※締結企業・団体数:395 令和6年10月1日現在
    詳しくはこちら

    対象:県内に事業所(支店等を含む)がある企業、NPO及びその他の団体
    事業内容:次のいずれかの活動を実施中または実施を予定している企業・団体等の皆さんと県が協定を結び、一緒になって人権尊重への活動を進めていくもの
    (1)従業員等の人権意識高揚への活動
    (2)個別の人権課題に対する活動
    (3)その他の人権尊重のための積極的な活動
    メリット:
  • 人権研修を実施する場合の講師派遣や人権啓発DVD等の無料貸出
    【研修テーマ例】
    人権全般、女性、こども、高齢者、ハラスメント(パワハラ・セクハラ)、同和問題 など
  • 企業・団体の活動内容を県ウェブサイトや情報誌等で広く紹介
  • 人権に関する情報を提供
  • 人権に関する活動の推進方法等について相談に対応


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