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掲載内容


高野山町石道展望台から望む朝日

年頭のごあいさつ

高野山町石道展望台から望む朝日

和歌山県知事 岸本 周平知事の画像

和歌山県知事
岸本 周平

 明けましておめでとうございます。
 知事に就任してから、およそ一年が経ちました。この間、タウンミーティングを県内32か所で開き、草の根のご意見を聞くことからスタートしました。地域ごとに異なるさまざまな課題を拾い出し、県政の参考にさせていただいています。
 昨年は、「障害者差別解消条例」の制定と「部落差別解消条例」の改正に取り組みました。同性パートナーによるパートナーシップ宣誓制度もスタートさせます。これらは、憲法13条に基づく幸福追求の権利がすべての個人に認められていることを実現するための施策の一環です。
 多様性(D:ダイバーシティ)、公平(E:エクイティ)、包摂(I:インクルージョン)をモットーにいわゆる「DEI」を大切にしていきます。
 昨年6月には台風第2号による災害により大きな被害が出ましたが、累次の補正予算で早期の災害復旧を行うとともに、国土強靱化や、防災・減災の事業を実施していきます。
 県庁内に観光、地方創生、ワーケーション、子ども食堂、不登校などのワーキングチームをつくり、具体的な政策の提案と事業を行っています。
 今年は引き続き、農業、林業、水産業など一次産業の活性化と観光産業の振興に加え、子育て世帯の経済的負担を軽くするための支援や創造的な人材の育成を図ります。さらに、脱炭素先進県を目指し、カーボンニュートラルに資する産業の振興や、循環型経済をつくるため、県民の皆さまや県内の企業との協働を進めてまいります。
 新しい一年が、県民の皆さまにとって輝かしい年となりますことをお祈り申し上げます。

和歌山県議会議長 濱口 太史議長の画像

和歌山県議会議長
濱口 太史

 明けましておめでとうございます。
 県民の皆さまには、日頃から議会活動に温かい御理解と御協力を賜り、厚く御礼申し上げます。
 本年は、「紀伊山地の霊場と参詣道」の世界遺産登録20周年や、中国 山東省との友好提携40周年を迎え、国内外から多くの観光客が見込まれます。そして、本県の魅力を実感していただくことで、令和7年には「大阪・関西万博」との相乗効果により、さらに観光客の増加が期待されます。
 本県は、山間部が多く過疎化が進んでいますが、自動運転やドローンなどの新しい技術を積極的に活用することで、生活の利便性や生産性の向上を図ることが重要です。
 特に紀南地方では、小型ロケットの打ち上げや高等学校への宇宙探求コースの新設など、若者への希望のメッセージが続き、雇用の創出にも期待が寄せられているところです。
 さらに、コロナ禍で一変したリモートワークなどの働き方は、自然豊かな本県への追い風となりました。都会の方々から興味を持っていただき、移住・定住につながる環境づくりや積極的な活動が必要です。
 南海トラフ地震や豪雨災害などへの防災対策については、濱口梧陵初代議長の教えにも従い、備えの再点検や避難訓練並びに防災教育の実施が大切です。県議会といたしましては、地域の活性化はもちろんのこと、道路等社会基盤、避難施設、発災後の医療体制整備など、県民の皆さまの命と暮らしを守る防災・減災、国土強靱化対策等により一層努めてまいります。
 結びに、県民の皆さまの御多幸をお祈り申し上げ、年頭の御挨拶といたします。

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