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掲載内容
財政危機警報 重大な財政危機が発生する恐れ

財政調整基金及び県債管理基金の枯渇
● 足下の物価高騰や金利上昇等の影響を踏まえて財政収支見通しを試算す
ると、何ら対策を講じなかった場合、財政調整基金及び県債管理基金(県
の貯金)が令和7年度に枯渇し、毎年度の予算編成が困難になることが明
らかになりました。
ると、何ら対策を講じなかった場合、財政調整基金及び県債管理基金(県
の貯金)が令和7年度に枯渇し、毎年度の予算編成が困難になることが明
らかになりました。

県債残高の増加
● 近年の公共事業推進に伴う借入の増加により、県債残高(県の借金)は
累増し、令和7年度をピークに高止まりし、将来負担比率※は全国や類似
団体のトレンドに反して上昇を続ける見込みです。
※地方公共団体の財政規模に対する、借入金(地方債)等、現在抱えている負債の
比率
累増し、令和7年度をピークに高止まりし、将来負担比率※は全国や類似
団体のトレンドに反して上昇を続ける見込みです。
※地方公共団体の財政規模に対する、借入金(地方債)等、現在抱えている負債の
比率

公債費負担の増加
● 県債残高の増加に伴い、今後の県債償還(毎年度の借金返済)に必要と
なる公債費は確実に増加していきます。
● さらに、調達金利が1パーセント上昇した場合、令和14年度には利子
負担が約33億円(2パーセント上昇した場合、約67億円)増加します。
なる公債費は確実に増加していきます。
● さらに、調達金利が1パーセント上昇した場合、令和14年度には利子
負担が約33億円(2パーセント上昇した場合、約67億円)増加します。
財政見直し元年
令和5年度を「財政見直し元年」と位置づけ、公債費償還財源確保スキームを用いつつ、事業の見直しと賢いやりくりを徹底していきます。公債費償還財源確保スキーム
● 令和4年度2月補正予算で新たに設置した公債費臨時対策基金(83.5億円)を活用
● 毎年の公債費増加分の2分の1を基金から取り崩し、残り2分の1は予算編成過程において既存事業の見直し等により財源を捻出
予算の賢いやりくり
● なお残る財源不足については、予算を賢くやりくりすることで財政の持続可能性を確保※賢いやりくりの例
・有利な地方債の活用
・公共事業の執行を事業部局と財政部局が一元的に管理
・既存事業の精査や予算の組替え
