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掲載内容



それって愛ですか?~配偶者等からの暴力の根絶~

 男女間の暴力は重大な人権侵害です。暴力の背景には、社会的地位や経済力の格差といった男女の置かれている構造的な問題が存在しています。加害者に対する恐怖心に加え、暴力を自分への愛情と思い込むなど、被害者の複雑な心理状況から、暴力が潜在化し、被害が深刻化する傾向があります。
 現代では、インターネットなどのメディアから発信される情報によって、過度な性的表現や暴力を助長・連想させるような表現に触れる機会も増加しています。一人ひとりが「男女間の暴力を許さない」ことを心がけ、社会全体で解決すべき問題だという意識を持つことが大切です。

これらはすべて「暴力」です 身体的暴力 殴る・蹴る 精神的暴力 人格を否定する暴言・脅迫 性的暴力 性行為の強要、避妊に協力しない その他の暴力 生活費を渡さない、仕事に就くことを許さない

パートナーや恋人からの暴力に悩んでいませんか?

 配偶者からの暴力だけでなく、中学・高校生を含む若い世代の恋人の間で、相手を束縛するなどの「デートDV」も問題となっています。家族だから、恋人だからと暴力をふるわれていい訳はありません。被害を受けているあなたは決して悪くはありません。一人で我慢せず、専門機関へ相談してください。
県子ども・女性・障害者相談センター
電話073-445-0793 ファックス073-447-1587
県男女共同参画センター“りぃぶる”
電話073-435-5246 ファックス073-435-5247
(相談室・相談受付専用)

性暴力の専門相談窓口があります。

 望まない性的な行為は、性暴力にあたります。特に近年、10~20代の若年層に対する性暴力の手口が巧妙化しています。成人年齢の引き下げに伴い、アダルトビデオ出演強要や性的行為を要求されるJKビジネスなどの被害者がさらに増加するような事態は避けなければなりません。
 県では、性暴力の被害者に対し、医療やカウンセリング、法律相談のコーディネートなど、総合的な支援を行っています。被害者本人だけでなく、被害者から相談を受けた方もご相談いただけます。
わかやまmine(マイン)(県立医大病院内)
電話相談:24時間365日 
電話073-444-0099(オーエンキューキュー)
面接相談:9:00〜17:45(要予約)

多様な性の在り方を知り、差別や偏見をなくそう

 LGBT(性的少数者を表す総称の一つ)の人々の中には、周囲の差別的な言葉や無意識な思い込みによる発言などに苦しみを感じている人がいます。
 性的少数者は、さまざまな調査により、人口の3〜10%と推定されています。皆さんの身近にも、性的少数者やその家族、友人がいるかもしれません。一人ひとりが多様な性への理解を深め、性的少数者に対する誤解や偏見をなくし、誰もが自分らしく生きていける社会をつくりましょう。
 県では、多様性を認め合い、誰もが活躍できる社会の実現に向けて、性的少数者に対する理解の促進や、行政サービス等における不利益や不都合な取り扱いの解消に取り組んでいます。

LGBTとは?
Lesbian レズビアン
女性の同性愛者
Gay ゲイ
男性の同性愛者
Bisexual バイセクシュアル
両性愛者
Transgender トランスジェンダー 身体の性と心の性が一致しない人
上記以外にも、男女どちらにも恋愛感情を抱かない人や、自分自身の性を決められない・分からない人など、さまざまな人々がいます。
県男女共同参画センター“りぃぶる” 
電話相談・面接相談:第1または第2土曜日14:00〜18:00(要予約)
電話073-435-5246 ファックス073-435-5247


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