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掲載内容

問い合わせ:人権施策推進課 電話073-441-2566 ファックス073-433-4540
青少年・男女共同参画課 電話073-441-2510 ファックス073-441-2501
男女共同参画に関する
県民意識調査(R2年度)では

男女は人として平等…。分かっていても、つい性別だけで「女性(男性)はこうあるべきだ」と決めつけて考えてしまうことはありませんか。
男女共同参画社会づくりのためにさまざまな取組が進められていますが、女性というだけで能力を発揮できる機会が得られなかったり、家事や育児において過大な負担を当たり前に強いられたりといった問題が今もなおあります。また、配偶者等からの暴力やハラスメント行為、性犯罪の被害などの問題も多く発生しています。
男女が互いに人権を尊重し、性別にかかわらず「自分らしく」活躍できる社会の実現をめざしましょう。
県では、これまでの取組の成果と課題を踏まえ、今年3月に「第5次和歌山県男女共同参画基本計画」を策定しました。
この計画では、男性も女性も共に個性と能力を発揮しつつ、仕事、家庭、そして地域社会に参画できる誰もが生きやすい社会をめざすこととしています。
男女共同参画社会を実現させるためには、県民の皆さんや企業、関係団体などの連携・協力が不可欠です。
目標
「男女共同参画でつくる 元気な和歌山」
主な取組

啓発活動・相談体制・教育の充実

男女間の暴力の根絶、互いの性を尊重する意識づくり、困難な状況にある人への支援

方針決定過程への女性の参画拡大、働く場や家庭などでの男女共同参画の推進

「気づいていない思い込み」に気づこう
「男性は家事が下手だ」「女性は細やかな気遣いができる」といった無意識の思い込みを「アンコンシャス・バイアス」と言います。このような思い込みに基づく判断や言動は、自分自身の可能性を狭めたり、相手を傷つけたり、時には差別にも繋(つな)がってしまう可能性があります。
色々な生き方・考え方を尊重するため、判断や発言をする際に一度立ち止まって考え、無意識の思い込みに気付こうとする意識を持つことが大切です。
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自分で・家族で |
ツールを使って考えてみよう
アンコンシャス・バイアスチェックシート&事例集
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活躍する女性を応援します!
県では、女性が働きやすい職場環境の整備に率先して取り組む企業等を組織化した「女性活躍企業同盟」を立ち上げました。平成29年10月の発足から今年8月末までに898の企業や団体が加入しており、セミナーや交流会、優れた取組を行う企業の表彰などを通じて、女性が社会で活躍できる環境整備の促進・機運醸成を図っています。

長井 勝義 さん
男女が共に働きやすい職場づくりのため、社員の声をもとに企業内保育園や10分単位で調整できる短時間勤務制度など設けました。
子育てのために復職できなかった方も仕事を続けやすくなり、また、自分に合った働き方ができることで、社員がそれぞれの立場でより活躍でき、それがお客様へのサービス向上にも繋がるという好循環を生んでいます。

東 ちあき さん
木工の職人や関係業界の方は男性が多く、性別への先入観などから女性を受け入れてくれないこともあるようです。私も仕事で会う方に「職人」として見てもらえずに歯痒い思いをした経験があります。
今は、女性の職人が長く活躍できる場を作りたいと考え、女性ならではの感性を活(い)かした作品づくりを進めています。また、伝統工芸士としてもよりスキルアップし、性別にかかわらず一人の職人として技術を磨き続けたいです。