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掲載内容


新型コロナウイルス感染症対策について
※令和3年2月5日時点の情報に基づき作成しています。
感染者の初発症状について

県では、令和2年11月末までに公表した新型コロナウイルス感染者のうち、有症状者424人の発症時の症状を調べました。その結果、発熱が54パーセントと最も多く、咳(せき)、咽頭痛といった呼吸器症状や倦怠(けんたい)感、頭痛が続いています。また、味覚・嗅覚異常は発症時には少ないが、比較的症状が軽い若年層では初発症状として現れることが多く、発見の契機になることがわかりました。

退院までの全経過において、有症状者のうち発熱がない者が約2割存在することには注意が必要です。発熱がなくても何らかの異常があれば、まずかかりつけ医等地域の身近な医療機関に電話で相談してください。かかりつけ医がいないなど、どこに相談すれば良いかわからない場合は、受診相談窓口にご相談ください。
医療機関の皆さんは、咳や微熱などの軽微な症状でも、新型コロナウイルス感染症を疑い、速やかに検査するなど、引き続き、患者の早期発見に努めていただきますようお願いします。
感染者の初発症状
感染者の初発症状のグラフ 受診相談窓口

専用ダイヤルを開設していますので、健康に不安がある方はご相談ください。

専用ダイヤル
電話073-441-2170 ファックス073-431-1800

受付時間 24時間対応(土日祝含む)

無症状であっても症状が悪化する場合があります

新型コロナウイルス感染症の陽性判明時に無症状であった55人の入院後の症状を調べました。その結果、35人(64パーセント)が入院後に何らかの症状を発症しています。また、14人(26パーセント)が重症化し、亡くなられた方もおられます。

県では、無症状であっても病状の悪化に備えて、陽性者全員に入院していただいていますので、ご理解ください。
新型コロナウイルス感染症の後遺症などについて

県では、新型コロナウイルス感染者のうち、令和2年9月14日時点で退院後2週間以上経過している方216人を対象に、退院後の症状などについて調査を行いました。その結果、回答者163人のうち、約半数の75人に何らかの症状があったことがわかりました。

年代別では、30代で有症状者の割合が77パーセントと最も高く、40〜60代で半数以上となりました。

退院後の症状

退院後何らかの症状がある方75人のうち、最も多かった症状は嗅覚障害でした。続いて倦怠感、味覚障害、呼吸困難が多くありました。

また、入院中は無症状で経過した人が、退院後に倦怠感や集中力低下、記憶障害、目の充血を訴える例もありました。さらに、退院後半年を経過しても後遺症に苦しんでいる方もおられます。

年代別有症状者数
年代別有症状者数のグラフ
新型コロナウイルス感染症の後遺症は、高齢者や基礎疾患のある方だけでなく、10〜20代の若年層でも悩まされる事例があります。年代に関係なく後遺症のおそれがあるので、コロナに感染しないよう感染予防対策の徹底をお願いします。
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