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掲載内容




 ジオパークの魅力をさらに活かすためには、地域住民の活動や連携が重要です。
 県では、市町村・団体・地域とともにジオパークを活かすさまざまな取組を行っています。南紀熊野ジオパークでは、地域住民の活動の輪が広がっています。
ジオパークガイドの充実
県では、ジオパークの自然と人のつながりを楽しく、わかりやすく案内することのできるガイドの養成を行い、現在、試験に合格した97人のジオパークガイドが活動しています。ジオパークガイドは、研修会や意見交換会などでさらにスキルアップし、個性豊かな案内を行っています。また、ジオパークガイドの会では、ジオサイトを巡るジオツアーやジオガイドお勧めコースなどの開発にも積極的に取り組んでいます。
ジオパークガイドの申込みは、
南紀熊野ジオパークガイドの会 電話0735-67-7730
ガイド説明の写真

上野 一夫さんの写真

南紀熊野ジオパークガイドの会 会長 上野 一夫 さん
 ジオパークは、知れば知るほど大地と密接に関わってきた人々の暮らしが見えてきておもしろいものです。
 ガイド説明は、地域の伝説や身近な話を取り入れながら、大地ができた時代を想像してもらえるように心がけています。
 また、子供たちには、化石探しなどをしてもらい、かつて海だったことを楽しみながら学んでもらえるようにしています。
 南紀熊野は、世界遺産・日本遺産・南方曼荼羅(まんだら)の風景地に指定された地域でもあるので、それぞれをうまく取り入れた企画やガイドを行い、さらに魅力を引き出したいと思っていますので、多くの方に来ていただきたいです。



教育への活用
 県内の子供たちに、ジオパークの自然や文化を守り、未来へつなげる地域の担い手となってもらえるよう、学校での体験学習や理科の授業などにジオパークガイドや専門家を派遣しています。    
 また、学習に役立ててもらうため、ジオパークに関する小学生向けの副読本や中学生向けの学習用ハンドブックを作成・配布しています。
 県立串本古座高校では、ジオパークの学習を選択授業で取り入れたり、部活動でジオパークの調査研究・発表を行ったりするなど独自の活動が行われています。
活発な地域活動
 熊野の地形、自然、暮らしなど地域に根ざしたテーマの「地かるた」制作やジオパークにちなんだ食品の開発、独自のキャラクターを使ったジオパークのPRなど、企画力あるさまざまな団体が地域を盛り上げる活動をしています。
情報発信・交流
 SNSやWEBサイトで最新情報を発信するとともに、ジオパークの魅力が伝わる写真を募集して、県内外へ南紀熊野の素晴らしさをPRしています。また、ジオパークの周知と交流を目的とした「ジオパークフェスタ」では、地域団体だけでなく他県のジオパーク関係者も参加し、お互いの活動を紹介するなど交流を図っています。
地質と地形の本
大地解説の本
ヨーホエルの写真地カルタの写真
太地町のガイドグループ
「たいジオ。」のキャラクター「ヨーホエル」
地かるた
フォトコンテストの写真
平成30年度南紀熊野ジオパークフォトコンテスト
【最優秀賞】清流クリーンアップ
 





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