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掲載内容



 串本町潮岬に7月27日オープンの南紀熊野ジオパークセンターは、ジオパークの情報発信や調査研究の拠点となる施設です。オープンに合わせて、地域とともに串本町内の観光地や宿泊施設を巡る周遊バスの運行を開始するなど、誘客を促進するための取組も行っています。
 センターでは、「いつも新たな発見のある」施設をめざし、さまざまな企画展やイベントなどを行い、ジオパークの魅力を発信していきます。
南紀熊野ジオパークセンター
南紀熊野ジオパークセンター
東牟婁郡串本町潮岬2838-3
電話0735-67-7100
開館時間:9:00〜17:00
   (年末年始のみ休館)
入館料無料


古座川町の宇津木石と紀州材を使用し、
南紀熊野の大地を表しています


楽しみながら学ぶ
 このセンターは、大地の動きやでき方を再現する体験装置、館内ガイドによる津波や河川の実験、約1400万年前に紀伊半島で起こった火山活動をテーマにした映像などで、大地のなりたちや自然の不思議をわかりやすく学び、楽しむことのできる体験学習施設です。
 特に、紀伊半島の大型立体模型に投影したプロジェクションマッピングは迫力満点で、南紀熊野の大地のなりたちを体感することができます。
さまざまな情報を発信
 センターには、ジオパークガイドが常駐していますので、ジオサイトの詳しい解説だけではなく、文化や食べ物など地域のさまざまな魅力を知ることができます。また、実際に現地に行ってみたい方には、現地までの行き方や楽しみ方など観光情報やお勧めコースの紹介もしています。
調査研究・地域活動を支援
 基礎的な研究が可能な機器等を備え、ジオパーク専門員が調査研究などを行います。また、地域のジオパーク活動に取り組む関係者の地域活動拠点としての役割も担います。
プロジェクションマッピングの写真 プロジェクションマッピング(イメージ)
きいちゃんの一言イラスト

本郷宙軌さんの写真

センター職員からのメッセージ 本郷宙軌 ジオパーク専門員
 南紀熊野ジオパークにはとても魅力的な研究対象がたくさんあります。
 私の専門はサンゴ礁生態系を活用した沿岸防災などで、これらの研究を地域に役立てられるよう取り組んでいます。
 センターでは、南紀熊野の大地が生まれたダイナミックな現象をわかりやすく知ることができます。また、展示や映像などを通して、その大地が地域独特の生物・生態系・文化などと深く関係していることに気づいてもらえると思います。わからないことがあれば、お答えしますので遠慮なくお声がけください。
 センターでいろいろな情報を収集して、ぜひ各地のジオサイトに出かけてみてください。






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