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掲載内容


人権連載 こころの気づき
共生社会の実現に向けて
 年々、日本を訪れる外国人数は増加しており、2020年には東京オリンピック・パラリンピックが開催されることから、今後、私たちはさらに多くの外国人と接することになるでしょう。また、出入国管理法の改正によって、日本で働く外国人労働者数の増加も想定されます。言葉、文化、宗教、生活習慣が違うことで、無意識のうちに外国人に対して偏見や先入観を持っていないでしょうか。
 特定の民族や国籍の人々を対象に、激しく侮辱したり、地域社会から排除したりする言動は、ヘイトスピーチと呼ばれる許されない差別行為です。また、直接的な差別に繋がらない言動であっても、外国人だからこうだろうといった偏見や先入観が、相手方を傷つけてしまうこともあります。
 人権が尊重され、誰もが住みやすい社会を実現するためには、このような偏見や先入観をなくす必要があります。一人ひとりが違いを認めあい、互いに尊重しあうことが、共に生きる社会の実現のために重要です。
問い合わせ:県庁国際課 電話073-441-2055