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()()氏名　　久嶋　啓太（くしま　けいた）

()生年　　1965年（昭和40年）生

区分　　競技者

　昭和40年、和歌山県新宮市に生まれる。相撲好きな父、啓太夫の影響で幼少の頃より相撲を始める。新宮高校時代、身長188ｃｍ、体重160ｋｇの体格だったので、当然高校生では稽古相手にならず、週末には和歌山市内にある県庁の相撲道場まで出稽古に通った。アマチュアトップの県庁相撲部員と稽古をしても互角以上に渡り合ったといい、まさに高校相撲界では敵無しの存在であった。三年連続でインターハイ優勝（高校横綱）、国民体育大会少年の部で2度優勝、その他選抜大会等を含め、高校時代に12のタイトルを奪取したことはある意味あたりまえであったかもしれないが、高校生として全日本選手権大会に三年連続で出場、高校3年時には全日本選手権大会で優勝（アマチュア横綱）し天皇賜杯を獲得したことはまさに快挙であった。高校生が全日本選手権大会で優勝したのは後にも先にもこの久嶋しかおらず、マスコミ等でも連日大きく取り上げられた。その後、相撲の名門日本大学に進んでからも勢いは止まらず、1年時には全日本相撲選手権大会を連覇し、三年連続の全国学生相撲選手権大会で優勝（学生横綱）という、史上初となる快挙を次々と成し遂げる。大学卒業までに個人通算タイトル数は28を数え、現在においてもこの記録は破られていない。その後、昭和63年初場所に大相撲界に入門し、初土俵から負け越し知らずで平成元年7月場所新入幕を果たす。頂点を目指して、さらなる飛躍を期待されるものの、度重なるケガに悩まされ、平成10年9月場所を最後に引退。平成12年、出羽海部屋より独立、自身の相撲部屋として田子ノ浦部屋を起こし、弟子の育成を行っている。