現在の位置:トップページ > 県議会からのお知らせ > 県議会だより >12月定例会号>平成30年12月定例会概要
一般質問議員(15人) |
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会期中の主な動き
議案等の議決結果
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主な質問とこれに対する知事や関係当局の答弁は次のとおりです。(要約)
平成31年度新政策
知事4期目のスタートである平成31年度の当初予算編成における新政策の基本的な考え方はどうか。 |
第一に紀伊半島一周高速道路の実現をはじめとする道路などのインフラ整備や河川整備、津波対策などの防災対策を加速させること、第二にこれまで以上に産業振興に力を入れるとともに、IRの誘致やIT産業の集積、小型ロケット射場の誘致を推進すること、第三に地震・津波や風水害への対策を油断なく進め、医療や福祉、高齢者施策、教育などの充実に取り組むこと、第四にねんりんピック、ワールドマスターズゲームズ、国民文化祭など県民皆で創り上げて行く準備への取組を進めることです。議会の意見も伺いつつ、来年度予算案を作成し、2月定例会に提案したいと思います。 |
産業廃棄物の不法投棄
不法投棄の現状はどうか。 |
現在、各保健所及び串本支所に主務者1名、補助者1名の職員を配置するなど、不法投棄の取締りを行っています。また、さまざまな機会を通じて、不法投棄防止と通報の啓発・広報を行っています。今後は、不法投棄の情報提供に関する協定締結団体の拡大や監視カメラの増設、監視パトロールの回数増等により、監視体制をさらに強化していきます。 |
紀の川流域の水害対策
豪雨による浸水被害の軽減に向けた河道内の堆積土砂の撤去や樹木の伐採について、検討状況をはじめ、今後の方針・計画はどうか。 |
本年1月に設置された紀の川流域における浸水対策検討会において具体的な対応策について検討が進められており、国はこれまでも緊急的な対策として繁茂した樹木の局所的な伐採を実施しており、堆積土砂についても、計画的な撤去を予定していると聞いています。県としては、当検討会の結果も踏まえ、河道内樹木の伐採や堆積土砂の撤去が計画的かつ効果的に実施されるよう、引き続き、国に働きかけていきます。 |
農林水産物の輸出戦略
輸出戦略に対する知事の考えはどうか。 |
農林水産物の輸出には、生産段階から輸送、販路開拓まで一貫した綿密な戦略が必要であると認識しています。海外で需要があり、かつ本県に優位性があるものを戦略品目とし、貿易に関する制約が比較的小さく市場規模が大きい国をターゲットに定めて販売していくなど、長期的視野に立った戦略を持って、輸出拡大につなげていきます。 |
台風21号による和歌山下津港の被害
和歌山下津港でも大きな被害が出たが、復旧の見通しはどうか。 |
雑賀崎工業団地では、護岸のかさ上げや補強、消波ブロックの増設などを行います。ガントリークレーンや県営の上屋については、国庫補助を活用して早期の復旧を図っていきます。北港区については、国の直轄災害復旧事業で復旧工事に着手すると聞いています。 |
被害を受けたガントリークレーンと県営の上屋 |
家庭への訪問販売
訪問販売に対する規制と消費者の保護をどう考えているか。 |
訪問販売事業者の大半は、従業員教育を徹底し法令遵守に努めている健全な事業者ですが、一部の悪質な事業者による消費者被害防止のため、市町村や関係機関と連携して消費者への教育や啓発に努めています。なお、法令違反に対しては迅速で厳格な指導を行っており、特に悪質なものについては、警察に協力して検挙に至った例もあります。引き続き、悪質な訪問販売から消費者を守るよう取組を充実していきます。 |
統合型リゾート(IR)の事業者選定方法
IR誘致の成否は知事の今任期中に結果が出るが、事業者はどう選定するのか。 |
現時点では未定ですが、和歌山県IR基本構想(改訂版)の内容に則し、投資規模、事業実現性、地域経済への貢献度、県内観光資源の活用策、本県独自の依存症・破産リスク対策としてのIRカードの運用方法などの観点から、本県の発展に最も寄与する計画を提出した事業者を選考する仕組みにするつもりです。 |
外交史料展
外交の史料展や講演会を中高生の修学する機会にしてもらいたいと熱望するがどうか。 |
明治の外交史に燦然(さんぜん)と輝く陸奥宗光の業績に触れる機会となる外交史料展の見学や、日本の外交史等について専門家から直接話を聞くことは、ふるさと教育とともに、歴史への興味・関心を高め、深い学びにつながる有意義なものと考えています。本県で外交史料展や講演会が開催される際には、市町村教育委員会とともに修学に活用できるよう進めていきます。 |
陸奥宗光 |
高齢者への安全対策
高齢者ドライバーに対して、交通事故の抑制につながる自動ブレーキ装備車の購入補助を行うべきと考えるがどうか。 |
自動ブレーキ装置など、先進の安全技術が搭載された「安全運転サポート車」については、現在国において、官民一体による開発・普及が進められており、乗用車の自動ブレーキ装置の新車搭載率を2020年までに9割以上とする目標はすでに達成されつつあります。こうした中、補助は困難であると考えていますが、引き続き、高齢者ドライバーの安全運転対策に取り組んでいきます。 |
過疎地に対する知事の思いについて
「スーパーシティ」構想に関する片山地方創生大臣との面談において示された知事の過疎地に対する思いを伺う。 |
大臣には、過疎地に「スーパーシティ」のようなものをつくることができればよいが、そのためには多くの財政的支援が必要であると申し上げました。私は、若者や担い手不足に苦しむ過疎地域の窮状に危機感を持っています。このような地域でも住民が安心して暮らせるよう、県の「過疎集落支援総合対策」や「移住定住大作戦」をより積極的に進めるとともに、住民が夢と希望を持って暮らすことができるよう、新しい技術の活用も含め、幅広い視点から振興策を考えていきます。 |
「スーパーシティ」…AI(人工知能)等を活用し、革新的な暮らしやすさを実現する最先端都市 (国家戦略特区における想定) |
あやの台北部用地の開発
橋本市の「あやの台北部用地」開発の進捗状況と完成を見据えた営業戦略はどうか。 |
プログラミング教育については、現在、モデル校で検証を行っているところで、その結果をもとに指導案を改良し、来年度の授業内容を決定していきます。教員への研修を行うとともに、中高のパソコンクラブ等に県内ICT企業から技術者を派遣して指導することも計画しています。 |
市町村国保料(税)の引き下げ
国民健康保険料(税)負担軽減のための公費負担について、知事の考えはどうか。 |
医療費の増加が見込まれる中で、国民健康保険制度を持続可能なものにしていくことは、国の責任であると認識しています。今後も被保険者の負担軽減がより一層図られるよう、他の都道府県と連携しながら国庫負担金の増額などさらなる財政支援の拡充を国に要望していきます。 |
スマート農業の推進
ドローンやAIなどの最先端技術を活用したスマート農業をどのように進めていくのか。 |
スマート農業を進める上で、設備投資に対する支援や技術習得、生産者間の情報交流が重要と考えます。引き続き、補助事業による機器導入の支援を行うとともに、農機具メーカーと連携した現地実証、生産者間のネットワーク化などにも取り組み、さらなる普及を図っていきます。 |
農薬散布を行うドローン |
養育費立替事業の創設
本県でも明石市の養育費立替パイロット事業と同等の事業を行ってはどうか。 |
本県では、調停の申立てから、履行勧告の申出、そして強制執行の申立てに至るまで、専門的な司法手続に係る弁護士相談を随時実施し、申立書類の記入方法や裁判所への提出方法について具体的な提言や指導を行う等、きめ細やかな支援を行っています。 |
「養育費立替パイロット事業」…市から業務委託を受けた保証会社が、ひとり親家庭との養育費保証契約により、養育費の不払い時に不払い分の立替え等を行うもので、明石市の試行的事業 |
重度心身障害児者医療費助成制度の拡充
重度心身障害児者医療費助成制度の対象に精神障害者を含めるべきではないか。 |
平成18年に創設された障害者自立支援法によって、それまでは身体障害者・知的障害者と精神障害者とは別の制度として行われていた福祉サービスや公費負担医療制度が、一元的な仕組みとなりました。これによって、精神障害者についても重度心身障害児者医療費助成制度でやって欲しいとの要望が強くなっており、同制度の対象とするよう市町村と相談しながら、現行制度の見直しを進めていきます。 重度心身障害児者医療費助成制度の対象に精神障害者を含めるべきではないか。 |
平成29年度歳入歳出決算を不認定としました。 |
閉会中の継続審査となっていた平成29年度和歌山県歳入歳出決算について、平成30年10月17日から19日まで決算特別委員会を開催し、審査を行いました。その結果、有田振興局発注の漁港施設整備事業において、2件の工事が未竣工であったにもかかわらず、請負代金 約5,500万円を支出していたことが判明したため、本決算は認定すべきでないとされました。 |