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平成30年 2月定例会号 主な記事

愛着ある元気な和歌山の実現に向けて

一般会計当初予算額 5,535億円

予算特別委員会 質問委員8人

3月9日(金)
花田 健吉・中本 浩精・奥村 規子・中 拓哉

3月12日(月)
長坂 隆司・秋月 史成・菅原 博之・服部 一

 予算特別委員会での、主な質疑は次のとおりです。

問 県産オリジナル米の品種改良について

答 県の農業系の試験研究機関では、現在、実際に農業に従事されている方や県からの提案を全て俎上にのせ、県が持つ資源も踏まえて農業団体関係者や専門家に議論してもらい、3年間で実施する研究のテーマを決めています。米の品種改良となると3年ごとに延長する形になりますが、他の提案されたテーマとも比較しながら議論していきたいと考えています。


問 仕事と子育てがしやすい環境づくりについて

答 これまで、多子世帯の保育料等の無償化や妊娠・出産から子育てまでのワンストップ相談窓口の整備などを行ってきました。29年度からは、育児休業や子供の看護休暇などの制度が整った企業等により「わかやま結婚・子育て応援企業同盟」を結成して先進的企業の表彰や情報交換を行うなど、仕事と子育てが両立できる職場環境づくりを広げていきます。


問 IR(カジノ)に関する予算、取組状況及び県民合意の進め方について

答 新年度予算では県勢活性化企画調整事業で、IR誘致実現のためのコンセプトの募集を行い、また、インフラ整備の必要性について検討します。これまで、和歌山IR推進協議会の設立、IR事業者への接触などの誘致活動に取り組むとともに、県内でシンポジウムを開催してきました。今後も正確な情報の提供を通して、県民の理解を深めていきます。


問 犯罪被害者支援条例の制定について

答 犯罪被害者支援については、国が「犯罪被害者等基本法」等を制定し、総合的な支援を行っています。本県でも、「和歌山県安全・安心まちづくり条例」に被害者支援を明記して取り組んでいます。犯罪被害者支援条例については、既に10県で制定されていることから、必要性について検討していきます。


問 台風21号による南海本線橋脚沈下事故を受けた同線紀ノ川橋梁の緊急点検の状況について

答 南海電鉄によると、紀ノ川橋梁は台風の被害を受けた橋脚とは異なり、河川部分は基礎が支持地盤に到達するまで地中に敷設されている安定した構造であるとのことでした。緊急点検については、昨年11月に南海電鉄が橋脚の洗掘調査を実施し、安全性に変化がないことを確認しています。県では今後も、安全性の確保を働きかけていきます。


問 県立高校の校内人事における教職員による学年主任等の推薦投票について

答 当該校では、校長が参考とするために行ったもので、校長の決定を制約する可能性は否めませんが、最終的には校長が決定するため、学校教育法には抵触していないと考えます。しかし、不審を抱かせるもので、また、教育委員会の指導も不十分で、誠に遺憾です。校長には厳しく注意し、直ちに改善させました。


問 コンパクトシティへの道程について

答 コンパクトシティや歩く楽しみを感じるようなまちづくりは、まちの発展や観光の振興に役立ちます。「車の利用はほどほどに」というライフスタイルを可能にするには、機能が集中した中心市街地をつくり、その外縁部に駐車場を確保して、まちなかを散策できるようにすれば、理想に近づきます。そのためには、都市計画やゾーニングなどにより、都市の外縁的拡大に歯止めをかけていく必要があります。


委員会風景問 試験場や研究所の充実による農林水産業の振興について

答 農林水産業は本県の基幹産業であり、技術でそれを支える試験研究機関の充実は重要です。現場の要望を受けた競争力アップのための研究が、みかんや柿、いちごなどの優良品種に実を結んでいます。十分な圃場面積の確保や建物の改修を計画的に行い、また、重要な研究課題には重点的に人員を充てるなどの取組をしていきます。



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