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平成24年 6月定例会号 主な記事

安全・安心への挑戦県民の命を守れ

山下直也 議長

東日本大震災の被害に遭われた岩手県山田町の
町長がおっしゃっていた「とにかく逃げろ」という言葉
が強烈に印象に残っています。まず、そのために、
繰り返し訓練を実施し、万が一のときに迅速に避難できるように備える自助の取組が必要であり、それをサポートする施策が重要になってきます。安全な避難路の確保や、県民にとって命の道と言っていい紀伊半島を一周する高速道路の早期実現も大切です。また、災害弱者に手を差し伸べる共助のシステムもきっちりつくっていかなければなりません。これらを考えると、やはり公助として何ができるか、県と県議会が一緒になって考えていける体制づくりをしていかなくてはなりません。

浅井修一郎 副議長

議長が言われたことに加え、いかにスムーズに県全域に情報を伝達できるかということも大事になってきます。県内の隅々まで必要な情報が届くよう市町村をはじめとする関係機関、メディアとの連携強化を図り、リアルタイムに発信していくシステムづくりができればと思っています。


がん対策推進条例の制定を目指して

議長

県議会では、がん対策推進に係る条例案検討会で議論を重ねています。がん医療における看護師さんの役割について、岡本看護部長さんのお考えを聞かせてください。

岡本看護部長

がん医療における看護師の大切な役割には、がんと診断されたときから患者さんがその人らしく生活を送れるように、ご家族を含めた支援をすることがあります。そのためにも、患者さんを中心としたチーム医療が不可欠であり、その充実が重要であると考えます。その中で、患者さんやご家族に一番近い存在の看護師は、診療や治療に関連する業務から療養生活の支援に至るまで幅広い業務を担っています。専門的な知識、すぐれた判断力や技術、コミュニケーション能力を持ったチーム医療のキーパーソンとして期待されています。

副議長

温井さんは、がん看護専門看護師と伺っております。がん看護の現場のお話などを聞かせてください。

温井看護師

私は7年前から、がん看護の相談を受けています。患者さんからは、再発や転移の不安などの相談に加え、最近は経済的な悩みの相談が増えてきています。看護をしていく中で一生懸命に生活をされている姿に日々触れ、少しでも支援したいとの気持ちが自然に起こってきます。私たちも患者さんやご家族の方々の不安や悩みに寄り添いながら、その人らしい生活を送れるように努力していますが、法律や条例によってがん患者さんとご家族を支援する体制づくりをお願いしたいですね。


愛すべきふるさとに

議長

まずは公平で円滑な議会運営に努めていくことが議長の職責であり、そのためにも、さらなる議会改革を進めていきたいと考えています。そして、まず昨年の紀伊半島大水害に遭われた地域の復旧、復興を進めていかなければなりません。同時に、大規模災害に対する備えや高速道路の延伸、人口減への対策など県特有のさまざまなテーマに取り組み、和歌山県が一歩でも二歩でも前を向いて進んでいけるよう、県当局と一緒になって地方分権への取組を進めていきたいと思います。

副議長

議長をしっかりサポートし、県民の皆さんに身近でわかりやすい議会運営をめざしたいと考えています。また、私は安全で安心して暮らすことのできる明るいまちづくりに力を入れてきました。今後もそういった施策を推進していくとともに、若者が定住できるまちにしていけるよう企業支援、企業誘致も大事だと思っています。
加えて、この風光明媚な和歌山県を全国へPRしていけるよう県議会が一丸となり、真の観光立県を県民の皆さんとともに実現していきたいと考えています。


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