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県議会のあゆみ
平成23年2月定例会の概要
予算特別委員会
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予算特別委員会
質問委員(8人)
3月2日(水) 泉 正 徳 ・ 野見山 海 ・ 花田 健吉 ・ 雑賀 光夫
3月3日(木) 山田 正彦 ・ 多田 純一 ・ 片桐 章浩 ・ 冨安 民浩
知事出席のもと、県の新年度予算案について審議を行い、原案どおり可決しました。
主な質疑は次のとおりです。

農山漁村の活性化に向けた6次産業化について新年度の取組は。
新農林水産業戦略プロジェクトの推進等に加え、業務需要に対応した産地づくりや体験型観光などを推進するとともに、国の施策等も活用しながら6次産業化への取組を支援し、農林水産業の振興と新たな産業の育成や雇用機会の拡大により活性化につなげたい。

渋滞解消や広域観光、救急搬送に大きな効果が期待できる新文里湾架橋構想についての見解は。
近畿自動車道紀勢線田辺〜すさみ間の供用や現在事業中の県事業等が実現した上で、文里湾架橋構想については、高速道路をはじめとする道路網の整備の効果を検証し、委員ご指摘の観点から、その熱い思いを念頭に置きつつ、将来的に検討したい。

森林・林業政策として、切捨て間伐と架線による搬出への県単独補助の必要性は。
森林資源の充実の中で、木材生産を基調とする林業振興を図ることが重要で、低コスト林業による紀州材増産等を積極的に推進している。国の間伐制度の見直しに対し課題を検証し、制度の不足があれば国に要望し、さらに必要ならば独自の政策も考えたい。

私立高等学校及び高等専修学校への運営助成はそれぞれどうか。
当初予算案では、高等学校(全日制)は生徒一人当たり32万7970円、高等専修学校は3万円で積算し計上している。高等学校への補助には、国の財政措置があり、生徒一人当たり国庫補助金5万2905円、地方交付税25万5900円が措置の予定である。

農作物鳥獣害対策として、射撃場についての知事の所見は。
射撃場について、「市町村の地元負担」、「市町村の地元協力」はきちんとあれば問題はない。問題は「経営」で、建設費以外に県費を毎年何千万円も導入するには、県民の立場から許されるかという点でつらいところがある。3条件がクリアできればつくりたいとの熱い思いはある。

支え合う社会づくりのため、高齢者見守りなどの対策にどう取り組むか。
県・市町村・地域が一体となり、見守りや外出・買い物支援をはじめとした生活支援サービスをさらに充実させ、高齢者が地域でのつながりを持ち、支援が必要な方を地域で支える体制づくりを促進していきたい。

人口減少と高齢化に備えた県の取組については。
人口減少への取組としては、「働く場をさらに増やす」ことが大事である。医療・介護・福祉等のサービスはねらいたい産業ではあるが、公的資金を多く必要とするため、公的セクターの財政を悪化させるおそれがある。自立的に発展できるよう、どのように育成するかが大事であり、いろいろ可能性を模索し、積極的な手段を講じたい。

1年半余の民主党政権運営について県知事の任にある立場での感想は。
地方を大切するということで支持を得たにもかかわらず、地方が大切にされていないと感じる。遅れた高速道路、地方の技術開発、農業基盤投資など、本県においては特に必要なものが切られている。現政権の政策は、将来に対する投資を軽視しているように感じる。

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