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未来につながる「和歌山づくり」を進めます「わかやま県議会だより」の創刊を記念して未来を担う若者が議長・副議長にインタビュー。
これからの和歌山県について語り合いました。

和歌山県を全国にアピール

垣本さん 和歌山県議会として今、力を入れていることは?
大沢議長 県と議会が一丸となって進める長期総合計画の中には、世界遺産を中心に観光についての施策も多く、今後とも観光立県和歌山を全国にアピールしていきます。
 また、防災に強い地域づくりをより進めたいと考えています。和歌山県は20〜30年以内に起こるといわれている東南海・南海地震に備えた対策が必要不可欠です。さらに高速道路の南伸についても一層力を注ぎたいと思います。
山田副議長 特に紀北地域は、「京奈和自動車道」の県内全線開通を、平成27年開催の国体までに実現させたいと考えています。これにより観光や企業誘致を含め経済の活性化に大いに期待が持てます。
阪本さん 国体はどのように進められるのですか?
副議長 既に平成27年の開催が内定しています。財政が厳しいだけに、既存の施設を利用し、必要な施設は県と協議しながら整備を進めていきます。国体開催は和歌山を活性化させる力になると考えていますので、議会としても「スポーツ振興議員連盟」を結成して尽力しています。
 現在、県教育委員会では人材発掘や育成のための一流コーチの招致などを進めています。この国体では阪本さんもトップアスリートとして活躍されていることでしょう。
阪本さん はい。これからも努力します。
垣本さん 国際的にも課題となっている環境問題への取組は?


山田正彦副議長(左) 大沢広太郎議長(右)

議長 今、山が、森林が荒れています。そのため、県議会では全国初の議員提案による「紀の国森づくり税条例・基金条例」をつくりました。これは皆さんからいただいた税金で山を元気にしていこうという取組です。森林を守り育てていくことは環境にもいいですからね。
垣本さん 全国的にも先駆けの政策なんですね。
 ところで、県議会のことをあまり知らない人もいると思います。もっと身近に感じられる取組は?
議長 その一つとして、より親しみを持っていただける県議会をめざし、今回から「わかやま県議会だより」を単独で年4回発行することになりました。今号では、定例会の内容はもちろん、議員の素顔やメッセージも紹介しています。

和歌山の時代がやってくる

阪本さん 最後に和歌山県の将来像についてお聞かせください。
議長 私は長く水産業に携わってきましたが、和歌山の一次産業はすばらしい素材ばかりです。食の安全が特に重視される時代だけに、本県が誇れる産物はどれも全国ブランドとしての素質が十分にあります。和食のルーツのほとんどが和歌山発祥であることなど、県民の皆さんにも地元産品の良さをもっと知ってもらいたいものですね。
副議長 県では少子高齢化が進み、人口が減少しています。妊婦健診の促進や育児の負担軽減などの紀州3人っこ施策が一層進み安心して産み育てられる社会、そして若い人が地域で働ける社会が理想です。豊かな自然と豊富な資源を活かすことにより、きっと和歌山の時代がくると思います。
阪本さん・垣本さん 今回初めて議場にも入らせていただき、貴重な体験ができました。ありがとうございました。
議長・副議長 これからを担う皆さんです。和歌山の良さをもっと知っていただいて、何ができるかをみんなで考えてみてください。私たちも頑張ります。

垣本晴美さん(県立新宮高等学校3年)
「第4回日本の次世代リーダー養成塾」修了。地域活性化のため、「熊野古道の語り部」の継承を考えるワークショップを開いた。

阪本大樹さん(県立橋本高等学校2年)
第61回全国高等学校陸上競技対校選手権大会近畿地区予選 男子800メートル競技で優勝、同400メートル競技で準優勝。

 

特別寄稿歌手 坂本冬美さん

 「わかやま県議会だより」のリニューアル創刊おめでとうございます。
 私はいま「羅生門」「雪国〜駒子その愛〜」に続き文学の名作三部作の集大成として「紀ノ川」を歌っています。家族愛や親子関係が危惧される時代だけに、「絆」が再確認できる楽曲だと思っています。
 ようやく故郷を舞台にした曲を皆さまに披露できるようになりました。この「紀ノ川」を通して全国の人々に和歌山をより知っていただきたいと頑張ってまいります。
 県議会におかれましても、これを機に一層発信力を強化され地域の発展に寄与されますことを祈念いたします。 

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