

Q
議長、副議長に就任したお気持ちとご自身の活動テーマをお聞かせください。
濱口 太史 議長 大変光栄であるとともに、身の引き締まる思いです。
三世代が支え合いながら、同じ地域で暮らせるまちを取り戻したいと思って活動しています。
また、「熊野」ブランドを活用し、交流人口の増加を図る取組を続けています。今後は、自然災害の脅威から県民の命を守るため、特に防災面で尽力したいと考えています。
中本 浩精 副議長 大変光栄であり、県政の更なる発展に向けて誠心誠意努力してまいります。(1)豊かな地域資源を生かした地域の活性化、(2)安全安心に暮らせるまちづくり、(3)生きがいと心の豊かさを育む社会の実現、を3本柱として活動しています。
特に、次世代を担う子供を育む教育の充実や、スポーツを通した健全育成に力を入れています。
Q
脱コロナの新しい時代に入りましたが、今後の和歌山県の課題はどのようにお考えですか。
濱口 議長 和歌山県は今まで距離や時間的なハンディがありました。コロナ禍によりテレワークやリモートワークなど、時間や場所にとらわれない柔軟で多様な働き方が普及し、地方への関心が高まっています。国内外を問わず和歌山県の魅力を発信し、今までのハンディを強みに変えていく取組を行っていきたいと考えています。
中本 副議長 コロナの影響で人々の暮らし方や働き方に対する意識が大きく変化し、地方への関心が高まっています。一方で、少子高齢化に伴い一層過疎化が進み、人口減少が地域活力の低下につながっています。地域活力を維持することが最大の課題だと思っています。
Q
再開した経済活動ですが、和歌山県の今後の振興策はどうあるべきとお考えですか。
濱口 議長 観光は地域の特性を生かし、さらに磨きをかけ、また、農業では意欲のある就農者を増やし、経営規模の拡大や、新しい技術の導入を支援し、水産業では自然環境に左右されない育てる漁業、また、養殖技術の進展による安定供給を図ることが重要です。そして、林業は、山林が多い県ですから、木材の有効利用や、切り出し・流通コストを下げるための施策が必要だと考えます。
中本 副議長 今年は、弘法大師生誕1250年の記念すべき年であり、来年は世界遺産登録20周年、再来年は大阪・関西万博とビックイベントが続きます。本県の魅力を最大限PRしていくことが大切です。また、コロナ禍での打撃や資材等の価格高騰が続き、中小零細企業の経済的負担が大きくなっています。一歩前へ踏み出そうしている中小零細企業に対し、より一層の支援を行っていくことが必要だと考えています。
Q
今後の議会運営に対する抱負をお聞かせください。
濱口 議長 先輩方のように立派な議長の姿を求めていくべきですが、私は自分らしい議長像を追求し、公正公平であり、行動的で活発な議論ができる、円滑な議会運営に努めてまいります。
中本 副議長 県民の皆様が自分たちの住んでいる故郷をもう一度見つめ直し、議会活動を通じて県の施策に関心を持っていただくことが大事です。濱口議長をしっかり補佐し、円滑な議会運営に取り組みます。