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令和4年 2月定例会号 主な記事

新しい世界で飛躍する和歌山 飛躍を支える基盤づくり
令和4年度 当初予算を可決
一般会計当初予算額
6,044億円
予算特別委員会質問委員(8人)
3月11日(金) 3月14日(月)
新島玄素彰人
濱口太史杉山俊雄
長坂隆司北山慎一
隆一吉井和視
街並みのイラスト

予算特別委員会での、主な質疑は次のとおりです。(要約)

「和歌山県宇宙教育検討会議」の内容等について
串本古座高等学校の宇宙探究コースの新設は、これまでに例のない、新しい高等学校教育をつくっていくことになります。
 その支援のために、令和4年度、産官学の知恵を結集した「和歌山県宇宙教育検討会議」を組織することにしています。
 当検討会議では、専門的な知見を有する方々に活発に議論していただき、宇宙に関する科目の内容や、教材開発、指導計画等について、有意義な助言や提案をいただきたいと考えています。
椿山ダムの浚渫(しゅんせつ)と減勢池における崩壊対策について
椿山ダムの浚渫については、令和4年度以降、緊急浚渫推進事業債を活用する予定です。
 また、倒壊した減勢池擁壁の復旧については、「防災・減災、国土強靱化のための5か年加速化対策」予算など国の補助制度を活用し、放流水の勢いを安全に低減させる減勢池として機能を回復させるよう、工事を進めています。
南紀熊野ジオパーク探偵団について
ジオパーク探偵団は、南紀熊野ジオパークをフィールドとして、現地調査を実施、専門家の助言を受けながら、自ら分析や研究を行い、その成果発表まで導く教育プログラムです。
 令和4年度の取組としては、本年度実施した「海洋環境を考える」というテーマについて、引き続き、探究活動を継続していきます。南紀熊野ジオパークには、豊かな自然、多様な生態系、歴史文化や温泉など、子供たちが調査活動を行うフィールドとしてふさわしいエリアが多数存在することから、適切なテーマを追加し、自ら考え、行動できる団員を1人でも多く育てていきます。
県内での小麦の栽培支援について
小麦の収益は米の4分の1程度であるため、全国では基盤整備されたほ場で、大型作業機械を用いて効率的な栽培を行うことで低コスト生産を実現し、契約栽培により収益を確保しています。
 平坦地が少ない本県での小麦栽培は、収益性の高い農業経営が望めませんが、本県が進める収益性の高い品目との複合経営として、各農家の判断により小麦栽培に取り組むことは可能と考えます。
今後の本県の観光戦略について
「わかやまリフレッシュプラン」などの需要喚起対策を講じつつ、自然やアウトドア、歴史・文化、食などにおいて多様化する観光客のニーズにきめ細かく対応できるよう、テーマ別の観光プロモーションに取り組んでいます。
 さらに、今後は、コロナ禍からの反転攻勢を目指し、デジタル化の推進やインバウンド受入環境整備、交通アクセスの利便性向上などに取り組み、相互交流も含め積極的なプロモーション活動を展開していきます。
子育て支援について
紀州っ子いっぱいサポート事業による保育料無償化や在宅育児支援事業により、近年第3子以降の出生割合は増加傾向にあり、効果が表れているところです。
 少子化に歯止めをかけるためには、乳幼児を育てる世帯への経済的支援だけでなく、結婚から、妊娠・出産・子育てまでを切れ目なく多面的に支援していくことが重要です。
 令和4年度新政策として、3子以上世帯に向けた奨学金等の所得制限緩和や保育士の人材定着事業など、様々な子育て関連施策を着実に進めていきます。
県立医科大学薬学部設置に伴う県内就職の促進について
県立医科大学薬学部設置を契機として、新産業創出による県内産業の活性化と卒業生の県内就職を見据え、県内企業はもとより、誘致企業に対しても薬学部とのマッチングを行っているところです。
 医薬、化学系企業をはじめ、あらゆる業種の製造業の誘致に全力をあげて取り組んでいきます。
 また、県内の医薬、化学系企業に対しても薬学部卒業生の就職につながる取組を進めていきます。
IR区域整備計画について
昨年11月19日のIR対策特別委員会において、「IRに関する公聴会及びパブリックコメントは、事業主体等の運営体制と資金計画を本特別委員会においてつまびらかにした上で実施すること」という御指摘を受けました。
 その後、具体的になった資金計画が提出されたため、2月7日にIR対策特別委員会において、区域整備計画(案)をお示ししましたが、「資金計画等の内容は不透明な部分が多く、本委員会として納得できるものではない」との談話が出されたことはよく承知しています。今後県議会の指導を仰ぎながら国に認定申請したいと思います。
予算特別委員会の様子

予算特別委員会の様子


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