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令和3年 2月定例会号 主な記事


県民の暮らしと経済を守りきる 新しい世界への対応と挑戦

令和3年度 当初予算を可決

一般会計当初予算額 6,120億円
予算特別委員会質問委員(8人)
3月11日(木)
新島  雄
中  拓哉
高田 由一
堀  龍雄
3月12日(金)
長坂 隆司
玉木 久登
中西 峰雄
吉井 和視

予算特別委員会での、主な質疑は次のとおりです。(要約)

高齢者や障害者向けの宿泊施設について

和歌山県が今後も多くの皆さんから選ばれる観光地として持続していくためにも、高齢者や障害者、そのご家族の皆さんが安心して訪れることのできる受入態勢を整備していくことは重要な課題です。

このため、県でも、国や市町村、観光事業者などと連携し、宿泊施設をはじめ観光施設のバリアフリー対応を進めてきています。

スーパーシティ構想について

県とすさみ町では、南紀スーパーシティ構想(仮称)の実現に向けて検討を進めています。

本構想では、全国に先駆け、超高齢社会を迎えているすさみ町において、オンライン診療による健康・医療の高度化やドローン活用などによる災害対応の高度化といった最先端技術で安全・安心で便利に暮らせるまちづくりを行うとともに、顔認証を活用したどこでも手ぶら・顔パスでストレスフリーに観光できる環境の整備などにより、域外から多くの投資を呼び込むことで、将来にわたって持続的に発展できる地域への進化を目指しています。

県立博物館施設の課題について

県立博物館施設は重要な社会教育施設であり、その使命を十分に果たせるよう、施設の不具合や設備の更新等を適宜行っているところです。紀伊風土記の丘、自然博物館については、現在、施設の老朽化や収蔵スペース等が不足するなどの課題があることから、博物館機能の一層の充実、向上を図るため、新館建設の準備を進めているところです。

農産物等の輸出について(輸出拡大に向けた産地支援)

国内では少子高齢化に伴う人口減少により食の市場規模が縮小傾向にある一方、海外においては新興国の経済成長や人口増加により拡大傾向にあり、本県農業の将来を見据えたときに、世界に目を向け、輸出に取り組むことが重要であると考えています。

このため、県では、新品種の育成をはじめ、農薬飛散防止用ネットの整備に加え、輸出先国で使用可能な農薬だけを使った実証園の設置などを支援しているところです。

今後もこうした取組に加え、JAグループや輸出先国の販売事業者等との連携を図りながら、品目別にターゲット国や地域を定め、戦略的に輸出を拡大していきます。

和歌山県立医科大学薬学部の開学に際しての交通渋滞・混雑対策について

新設される和歌山県立医科大学薬学部や和歌山城ホール周辺の交通渋滞、交通混雑への対策については、まず、これら施設周辺の交差点での右折や左折を禁止するなどの規制をかけることや、あるいは、周辺道路を一方通行にすることにより、車両等の流れを整えることにしています。

また、周辺道路の信号機の時間調整等を行うことなどにより、渋滞の解消に努めます。

コロナ不況下における雇用対策(離職者の再就職支援)について

「離職者の再就職支援」については、コロナの影響を受けて失業され、正規雇用を目指す求職者と人材需要があり正社員を求める企業とのマッチングを図るため、座学と職場実習による研修機会を提供し離職者の早期の再就職を支援するもので、対象とする離職者の状況に応じて「直接雇用型」と「間接雇用型」2つのスキームを用意し、選択できる仕組みとしています。

コロナの影響による厳しい雇用情勢下で失業された方々には、ニーズに合った取組を選択し積極的に活用していただくことで早期に安定した雇用が確保できるよう、しっかりと取り組んでいきます。

新型コロナワクチン接種における県の役割について

新型コロナワクチンの接種は、国の指示の下、都道府県の協力により、市町村において実施することとなっています。

県では、ワクチン接種に関する様々な情報を広く県民に発信するとともに、市町村では対応困難なワクチンの副反応などの専門的な相談にも対応していくこととしています。

新型コロナワクチンの接種は、通常の予防接種に比べ非常に大規模なものであることから、市町村が実施主体とはいえ、県の積極的な関与が不可欠であると考えており、地域において円滑な接種が実施できるよう、接種に協力してくれる医療機関や医療従事者の確保、ワクチンの取扱いなど、様々な観点から市町村を支援していきます。

デジタル社会に向けた教育委員会の取組について

県教育委員会では、平成31年度より国に先駆けて、コンピュータに慣れ親しみ、使いこなすことができる力等を育むため、小学校から高等学校までを体系化したプログラミング教育「きのくにICT教育」を実施しています。

また、本年度末には、GIGAスクール構想等により1人1台のコンピュータが小学校から高等学校まで整備されます。それらが授業において有効に活用されるよう、研修や体制を強化し、各市町村教育委員会を巻き込んで、県下一円で進めていきます。

予算特別委員会の様子 予算特別委員会の様子
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